片付けられないのは、性格だけの問題ではありません
「片付けたい気持ちはあるのに、なぜか部屋が散らかってしまう」
「何度片付けても、すぐ元に戻ってしまう」
「自分は片付けが苦手な性格なのかもしれない」
そんなふうに悩んでいる方へ向けて、片付けられない人に多い特徴と、その原因、今日からできる解決策を紹介します。

- 一人暮らし女性のお片付け専門家(訪問実績1,000回以上)
- 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
- 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
- TBS「櫻井・有吉 THE夜会」出演(お片付けの専門家として出演)
- KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
- 天馬株式会社オフィシャルアンバサダー
片付けられない人に多い特徴10選
片付けられない理由は、人によってさまざまです。
「物を捨てるのが苦手」
「忙しくて後回しにしてしまう」
「収納場所が決まっていない」
など、片付けが苦手な方にはいくつかの共通点があります。
ここでは、片付けられない人に多い特徴と、今日からできる解決策をご紹介します。
1. 物を捨てるのが苦手
まだ使える、もったいない、いつか使うかもしれない。
そう思うと、なかなか物を手放せないことがあります。
特に、状態が悪くない物や、誰かからもらった物は、捨てることに罪悪感を持ちやすいものです。
解決策
「使えるかどうか」ではなく、「今の自分が使っているか」で判断してみましょう。
たとえ使える物でも、何年も使っていないのであれば、今の暮らしには合っていない可能性があります。
使っていない物を置き続けるスペースにも、家賃はかかっています。
そう考えると、使っていない物を持ち続けることの方が、実はもったいないのです。
2. 収納場所が決まっていない
使った物を戻す場所がないと、テーブル・床・ソファの上などに物が溜まりやすくなります。
「とりあえずここに置こう」が続くと、気づいたときには部屋全体が散らかって見えてしまいます。
解決策
よく使う物ほど、取り出しやすく戻しやすい場所に定位置を作りましょう。
最初から収納グッズを買わなくても大丈夫です。
使っていない紙袋や空き箱でよいので、文具・薬・化粧品・医療費の明細など、種類ごとに仮の定位置を作ってみてください。
戻す場所が決まるだけで、片付けのハードルはぐっと下がります。
3. 買い物やまとめ買いが多い
ストック品や便利そうな収納グッズを買いすぎて、家の中の物量が増えてしまうタイプです。
まとめ買いはお得に感じることもありますが、置く場所がないまま買ってしまうと、部屋が狭く感じたり、在庫管理がしにくくなったりします。
解決策
買う前に、「これを置く場所があるか」を確認してみましょう。
まとめ買いで少しお得になることと、まとめ買いをしないことでお部屋がすっきりすること。
どちらが自分にとって豊かな暮らしかを、一度天秤にかけてみるのがおすすめです。
「安いから買う」ではなく、「定価でもそれを欲しいと思うのか?」
「置けるから買う」「使い切れるから買う」に変えるだけでも、物は増えにくくなります。
4. 忙しくて片付けを後回しにしてしまう
仕事や予定で疲れてしまい、片付ける体力や気力が残っていない状態です。
「あとでやろう」と思っているうちに、洗濯物や郵便物、日用品が少しずつ溜まってしまうこともあります。
解決策
一気に片付けようとせず、1日5分だけ、1か所だけと決めて始めてみましょう。
それでも後回しにしてしまう場合は、家に人を呼ぶ予定を作るのもひとつの方法です。
後回しタイプさんに必要なのは、やる気よりも「強制力」。
誰かが来る予定があるだけで、片付けるきっかけが生まれやすくなります。
5. 完璧に片付けようとして動けない
「ちゃんと片付けなきゃ」
「どうせやるなら完璧にしたい」
そう思うほど、どこから手をつければいいか分からなくなり、かえって動けなくなることがあります。
解決策
最初から完成を目指さず、「ゴミだけ捨てる」「床の物だけ拾う」「レシートだけ集めてみる」など、小さく始めてみましょう。
完璧主義タイプの場合は、完璧を目指すことが、かえって理想の暮らしを遠ざけている場合があります。
完璧に片付けなくても、心地よく暮らしている人はたくさんいます。
まずは「少し整った状態」を目指すところから始めてみてください。
6. 思い出の物で手が止まってしまう
写真、手紙、プレゼント、推しグッズなど、感情が関わる物は判断が難しいものです。
ひとつひとつ見返しているうちに時間が経ってしまい、片付けが進まなくなることもあります。
解決策
思い出の物は、最初に触らないことがおすすめです。
まずは日用品や明らかなゴミなど、判断しやすい物から片付けましょう。
片付けの途中で思い出の品が出てきたら、その場で中身を見返さず、大きめの紙袋や箱にひとまとめにしておきます。
思い出の物は、部屋全体が少し整ってから、落ち着いて見直す方が判断しやすくなります。
7. 床置きが習慣になっている
帰宅後にバッグや郵便物、服を床に置く習慣があると、少しずつ部屋が散らかっていきます。
床に物が増えると掃除もしにくくなり、さらに片付けのハードルが上がってしまいます。
解決策
玄関や部屋の入口近くに、一時置きできるカゴやフックを用意しましょう。
バッグはフックに掛ける。
郵便物やレシートは専用の置き場を作る。
細かい物はバッグインバッグにまとめる。
このように、帰宅後の動線上に置き場所を作ると、床置きは解決しやすくなります。
8. 収納グッズを先に買ってしまう
片付ける前に収納ケースやボックスを買ってしまい、かえって物が増えてしまうタイプです。
「収納グッズがあれば片付く」と思いがちですが、物の量や置き場所が決まっていない状態で買うと、サイズが合わなかったり、使いこなせなかったりすることがあります。
解決策
収納グッズは、物を減らしてから最後に選びましょう。
まずは、何を残すのか、どこで使うのか、どのくらいの量があるのかを確認することが大切です。
収納グッズの選び方については、このあとの項目でもう少し詳しく説明します。
9. 生活動線と収納が合っていない
よく使う場所と収納場所が離れていると、戻すのが面倒になり、散らかりやすくなります。
たとえば、毎日使う文具が遠い棚にあったり、薬を使う場所と収納場所が離れていたりすると、ついテーブルの上に置きっぱなしになってしまいます。
解決策
「使う場所の近くにしまう」を意識して、収納場所を見直してみましょう。
テーブルの上にいつも置いてしまう物は、収納場所を見直すヒントです。
なぜそこに置いてしまうのか。
どこにあれば戻しやすいのか。
まずは、よく使う物の住所決めから始めてみましょう。
10. 一人で判断し続けて疲れている
片付けは、想像以上に判断の連続です。
何を残すか、何を手放すか。
どこに置くか、どう収納するか。
それを一人で決め続けていると、だんだん疲れてしまうことがあります。
解決策
一人で抱え込まず、家族・友人・整理収納のプロなど、第三者に相談することも大切です。
また、判断する物が多いということは、そもそも物の量が多い可能性もあります。
収納方法を考える前に、まずは物を減らすことを優先してみましょう。
一人では判断が難しいときは、誰かと一緒に進めることで、片付けがぐっと進みやすくなります。
片付けられない原因は「物の量」と「仕組み」にあることが多い
片付けられない原因は、本人の性格や努力不足だけではありません。
物が多すぎる
収納場所が決まっていない
生活動線と収納が合っていない
疲れていて判断する力が残っていない
このように、片付けにくい仕組みになっていることも多くあります。
今日からできる片付けの始め方
「片付けよう」と思っても、いきなり部屋全体をきれいにしようとすると、どこから手をつければいいか分からなくなってしまいます。
まずは、完璧を目指さなくて大丈夫です。
今日できる小さな一歩から始めてみましょう。
まずはゴミを1袋だけ集める
きれいなお部屋への近道は、まず物の量を減らすことです。
とはいえ、いきなりたくさんの物を手放すのは難しいもの。
最初は「ゴミ袋を1袋いっぱいにする」ことを目標にしてみるのがおすすめです。
明らかなゴミ、期限の切れた食品、使い切った化粧品、不要な紙袋や空き箱など、判断しやすい物から手放していくだけでも、お部屋の中は少しずつ変わっていきます。
テーブルの上だけ片付ける
テーブルの上が片付くだけで、視界が一気にすっきりします。
テーブルの上に置きっぱなしになっている物は、普段よく使っている物であることも多いです。
文具、薬、リモコン、日用品、郵便物など、よく使う物が集まりやすい場所だからこそ、まずは不要な物を手放し、残す物を種類ごとに分けてみましょう。
小さなかごを使って、文具・薬・日用品などを仕分け、テーブルの下や近くに定位置を作るだけでも、散らかりにくくなります。
「使ったら、そこに戻す」という場所が決まると、片付けのハードルもぐっと下がります。
よく使う物の定位置を1つ決める
リップクリーム、ペン、はさみ、薬など、よく使う物ほど定位置を決めておくことが大切です。
例えば、かさばりやすい薬。
あちこちに置いてしまうと、いざ使いたいときに見つからず、同じ物を買ってしまう原因にもなります。
まずはカゴを1つ用意して、薬をまとめて入れるだけでも十分です。
「薬はこのカゴの中」と決めておけば、探す場所が1か所になります。
新しく薬が増えたときも、とりあえずそこに入れると決めておくことで、散らかりにくい仕組みができます。
最初から家中の定位置を決めようとしなくても大丈夫です。
まずは、よく使う物を1つだけ選び、戻す場所を決めるところから始めてみましょう。
収納グッズはすぐに買わない
片付けようと思ったとき、先に収納グッズを買いたくなる方も多いと思います。
でも、収納グッズは、
・どこに置くのか
・何を入れたいのか
・どのくらいの量があるのか
が分からないと、ぴったり合う物を選ぶことができません。
いきなり収納グッズを買うのは、試着をせずに服を買うのと少し似ています。
どこに着ていくのか、何と合わせるのか、サイズは合っているのか。
それを考えずに買ってしまうと、結局使いこなせず、クローゼットの肥やしになってしまうことがあります。
収納グッズも同じです。
大切なのは、まず「何を収納したいのか」を整理してから買うこと。
それが分かるまでは、紙袋や空き箱などを使って、仮収納にしておくのもおすすめです。
仮収納でしばらく使ってみると、「ここにあると便利」「この量ならこのサイズが合いそう」と分かりやすくなります。
5分だけタイマーをかける
片付けは、気が乗らないことも多いものです。
そんなときは、「全部片付けよう」と思うのではなく、5分だけタイマーをかけてみましょう。
5分だけなら、少しハードルが下がります。
ゴミを拾うだけ。
テーブルの上を少し整えるだけ。
床に置いてある物を1つ戻すだけ。
それだけでも十分です。
大切なのは、頑張りすぎることではなく、「少し動けた」という感覚を作ることです。
5分経って、もう少しできそうなら続けてもいいですし、疲れていたらそこで終わっても大丈夫です。
片付けは、一気に完璧にするよりも、小さく始めて続けやすい仕組みを作ることが大切です。
それでも片付けられないときは、プロに頼る選択肢もあります
自分で片付けようとしても、物の量が多かったり、思い出の物が多かったり、仕事で疲れていたりすると、一人ではなかなか進まないことがあります。
そんなときは、「片付けられない自分が悪い」と責めるのではなく、誰かと一緒に進める選択肢を持つことも大切です。
一人暮らし女性専門のお片付けサービスでは、お客様のお部屋の状態や生活スタイルに合わせて、物の整理・収納場所の見直し・使いやすい仕組みづくりまで一緒に進めています。
まとめ:片付けられない理由が分かれば、少しずつ変えていける
片付けられない人には、物を捨てるのが苦手、収納場所が決まっていない、忙しくて後回しにしてしまうなど、いくつかの共通点があります。
でも、それは性格だけの問題ではありません。
原因が分かれば、今日からできる小さな一歩も見つけやすくなります。
まずは、ゴミを1袋だけ集める、テーブルの上だけ片付ける、よく使う物の定位置を1つ決めるなど、できるところから始めてみてください。
それでも一人では難しいと感じたときは、プロと一緒に片付ける方法もあります。
おへやアレンジメントは一人暮らしの女性専門のお片付け・インテリアコーディネートサービスです。
整理収納アドバイザー1級とインテリアコーディネーターの資格を持つプロがご自宅のお片付けを行います。


