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一人暮らし女性の家なら、必ずあるものと言えば・・・。

そう、推し活グッズです!!

日々の心の癒しだったり、お仕事のモチベーションを上げてくれるのも、推しのパワーあってこそ!
そんな方も多いのではないでしょうか。

お片付けの現場では、推しグッズの収納に悩む方を多くお見掛けします。

推しグッズは生活を豊かにしてくれるものなので、無理に手放さなくても良い、というのが私の方針です。

しかし、グッズがあまりにも増えすぎてしまって
「グッズが手に負えなくなってきた」とお客様からご相談をいただきました。

推しグッズが手放せない心理的な要因と、どのように推しグッズと付き合っていくべきか、私なりの見解を書いていきます。

このコラムを書いた人
成島理紗
  • 一人暮らし女子のお片付け専門家
  • 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
  • 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
  • KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
  • 一人暮らし女性宅の訪問件数は500件超
  • 趣味は収納グッズの情報収集と旅行

推しグッズが溜まりやすい(手放せない)原因

結論からお伝えすると

  • 推しグッズは他の持ち物と比べて、自分の心との距離が近い
  • タイミングを逃すと買えないことも多いので、特別感を感じやすい

という、推し活グッズならではの溜まりやすい原因があります。
もう少し詳しく解説します。

推しグッズは他の持ち物と比べて、自分の心との距離が近い

例えば、推しグッズを見ると、ルンルンな気持ちになりますよね。
でも、コンビニで買ったビニール傘を見たらどうでしょう。

急に雨が降ってきたときに助かった!とは思うかもしれませんが、見てもルンルンな気持ちにはなりませんよね。

ビニール傘も推しグッズも、この2つとも、物質的には同じ「物」ですが、手放しやすいのはもちろんビニール傘のはず。

この2つの物の違いは、自分の心との距離です

仕事で疲れたときに、それを見るだけで、なんだか元気になれる、癒される

そんな気持ちにさせてくれるという物は、自分自身との心の距離が近いということ。
そして、今の自分自身を形成しているもの、だったりします。

だからこそ、手放そうとすると、自分自身の一部を切り取って捨てるような、見えない痛みを感じて、溜まっていくのです。

タイミングを逃すと買えないことも多いので、特別感を感じやすい

推しグッズが販売されるのは、多くの物が、期間限定だと思います。
何かの製品とコラボしたりプロモーションしていたり、限定品だったり、その時(もしくはその土地)でしか買えなかったり、ラッキーな方はたまたま当選したり・・・といったケースが多いので、それが自分の中で、特別感を高めます。

特別感が、思い出となる場合もありますし、愛着が湧く瞬間でもありますが、裏を返せば、今後同じものは買えないから、全部取っておこうとしてしまいます。

これが、推しグッズが増え続ける原因です。

推しグッズが増えすぎてしまった場合

私自身も、とある分野で推し活をしていますが、最近はどんどん推しグッズが増えてしまっていることを懸念しています。

スッキリ暮らすためには、推し活グッズの物量をキープしなければなりません。

私の中の推しグッズを精査する判断基準は

  • 目に入ったときにワクワクするか?
  • 無くなった場合に倒れるくらいのショックを受けるか?
  • それを持ち続けることで、自分は何をしたいのか?

この3点です

推しグッズは、なるべく自分の中の1軍だけを残し

  • Tシャツやタオル、ペンなどの消耗品はさっさと使う
  • 使わない物は写真を撮ってデータで残す→譲る

という感じで常にお気に入りだけを残しています。

推しグッズの収納おすすめ

最後に、推しグッズの収納についてお伝えします。

私個人は、重なるタイプの収納ケースに、推しグッズを入れています。

重なる収納ケースなら、バックナンバーが増えたり、グッズの種類が増えたときに、きれいに重ねて収納ができるためです。

使用しているケースはこちらです。

個人的に分かりやすい収納方法としては、立体系(キーホルダーやアクスタ)と、平面系(会報やシールなどの紙物)2つの箱で管理することです。

ロック付きの箱にすると、中身が飛び出さず、推しグッズを大切に収納できるのでおすすめ。

箱の中身がいっぱいになったら、整理する合図にしています。

ぬいぐるみのお着替えや、缶バッジなど、用途が違うものが1箱に収まらず沢山ある場合は、無印の引き出しタイプの収納が取り出すときに便利。用途ごとに増やしてもきれいに重なって、取り出す時も便利です。

それ以外にも、推しグッズを沢山持っているお家では、ベッドをこちらの商品のような大容量の収納付きにして、ベッド下収納全てを推しコーナーにしたこともありました。

お片付けをして空間を開けてから、棚をオーダーし、推しグッズコーナーを作ったこともあります。

推しグッズを沢山収納するなら、空間に隙間を作ることは必須です。
グッズのために、お洋服や本で減らせるモノが無いかを確認したり、他の持ちものとの兼ね合いを考えつつ、上手にグッズと付き合っていきましょう。