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突然ですが、みなさんは近いうちにお引越しする予定はありますか?
最近、お客様から「今住んでいるお家に引っ越してきたと同時に、収納作りをお願いすればよかった」という声をお聞きすることが増えてきました。
そういうわけか、お引越しが決まった(もしくは引っ越したいと思い立った)と同時におへやアレンジメントのサービスに辿り着き、一緒にモノを減らしたり、ご新居の収納を一緒に考えさせていただくことが多くなってきています。
お引越し前からお片付けを始めると、ご新居が散らかりにくくなることにも繋がりますし、仕事から帰宅したときに安らげる空間を作ることができます。
そこで、今回のコラムでは、新生活シーズンを迎える前にお引越しのタイミングでのお片付け考え方をお伝えしていきます。
お引越し前のお片付け方法は2つある
お引越しの際は2つのお片付けの方法があります。
一つは、お引越し前にモノを減らすためのお片付け。
そして、もう一つは、新居の収納案を考える事です。
お家が散らかる原因は、使ったものを戻せない、あるいは新しく増えたモノを置くスペースが無い場合がほとんどです。
なので、それらの原因を新居に行く前に根本解決しておくことがポイントです。
そして、その為には、お引越しの前に不要なモノを取り除き、新居に空きスペースを作れるようにすること。
新居ではモノの定位置や住所をしっかりと定めて、床や棚の上にモノを置かないための収納案を考えていく必要があります。
次の項目で、この2つのお片付けを効率よく進める方法をお伝えしていきます。
お引越し前にモノを減らす
始めに、お引越し前にモノを減らす方法についてお伝えします。
引越しが決まったと同時に、まずは使っていないモノを減らす
引越しの理由は、会社の転勤、賃貸の更新に伴う引越し、住んでいたマンションが取り壊されることになった、など様々だと思います。
そのため、引越しまでの期間がタイトな方もいれば、少し先の予定になる方もいらっしゃるかと思います。
ただ、共通して言えることは、モノを減らすのが早ければ早いほどお引越し当日がラクになる、という事です。
特に、モノを見直す際に早くやっておけばよかった!と思うのが不要になったモノの処分です。
モノを見直して、簡単に捨てられるものなら良いのですが、フライパンや小型家電だったり古布だったりすると月の収集が1~2回しかない地域が多かったり、粗大ごみでしか出せない物に関しては、取りに来てもらえるのが1か月先になることもあるためです。
引越し直前にモノを捨てようとすると、回収日に間に合わず、新居に持ち越すことになるケースも多々あるので、まずは早めに使っていない物を精査していきましょう。
ハードルの低いお片付け箇所から始める
とはいえ、引越しが決まったときにどの場所から片付けたらよいかわからずに、途方に暮れてしまう方も多いかと思います。
私の経験からですと、普段使っているモノを減らすのは難易度が高いので、最近全く手を付けていなかった箇所や思い入れの少ない箇所をやるのがおススメです。
具体的にお片付けのハードルが低い箇所はこちらです。
- クローゼットの奥側
- 玄関
- キッチン
「クローゼットの奥側」は、着なくなったお洋服が紛れているので手放せる確率が普段着と比べて高くなります。
「玄関」は、古いシューケアグッズや履いていないお靴が意外と手放ししやすい場合があります。
「キッチン」は賞味期限切れの食材や、今の家に引っ越してきてから1度も使わなかった便利グッズなど、不要なモノが見つかりやすい箇所となります。
まずは、こちらの箇所の1部分だけ(棚1段分だけやる・引き出し1つ分だけやる・クローゼットのハンガーパイプだけ見る)で良いので新居に持っていかなくても良いモノを精査していきましょう。
新居で快適に暮らすための、モノを手放す基準を作る
次に、キッチンや洗面・寝室やクローゼットなど、お家のどの場所にあるモノに共通する「手放しの基準」をお伝えしていきます。
これからお伝えする項目に当てはまるものは、新居に持ち込まないことをおすすめします。
基準① 今の家に引っ越してきてから一度も使っていないもの
未使用のモノやまだ使えるモノだったりすると、手放ししにくいと思いますが、冷静に考えて今の家に引っ越してきてから1度も使っていないという事は、次のお家に引っ越してからも使いません。
このタイミングで決着をつけましょう。
基準② 何かに使えるかも…と思ったもの
可愛い空き箱や布など、何かに使えるかも…と思えるものもこのタイミングをきっかけに手放すのがおすすめです。
結局、何かに使えるかもと思って取っておいても、今まで何かに使ってこれたのか考えてみて下さい。
何に使えるのか分からず、収納の肥やしの原因に繋がることがほとんどです。
新居でのスッキリとした暮らしを妨げるのでこちらも決着をつけましょう。
段ボールに入れるときの注意点
新居に持っていくものを段ボールに詰める際も、ちょっとしたコツがあります。
それは、お部屋の行き先ごとに分けて段ボールにつめることです。
段ボールにモノを詰めるのはお引越し当日ぎりぎりになることが多いので、どうしても最後の方は混在することが多いのですが、手間をかけて梱包することで新居ではスムーズに荷ほどき出来ます。
その分、段ボールの回収も早くお願い出来ます。
新居の収納案を考える
続いて新居の収納案を考える方法をお伝えします。
収納案を考えるベースとなる新居の収納チェック。そのの際に確認する項目を押さえておきましょう。
また、事前に内見する機会があれば、 予めお持ちの収納グッズのサイズをメモして内見に行くか、不動産の担当者さんに一緒に空間サイズを測ってもらうとチェックがスムーズになります。
ちなみに、私もお客様の新居に一緒に内見に行くことがありますが、その際に必ず持っていく物が
- 新居の図面
コンセントの位置や寸法を書き込む - 今の家にある収納グッズの寸法を測ったメモ
新居に置けるか確認するため - メジャー
部屋・収納の寸法を測る、カーテンレールの幅を測る - 磁石
ユニットバスやキッチンパネル、玄関ドアに磁石が付くか確認するため
です。
内見に行くときは、前日までに準備しておきましょう。
新居収納のチェックポイント
実際に新居の内見をする時に収納を考えるために見るべきポイントを場所別にお伝えします。
クローゼットや押入れ
今使っている収納ボックスや引き出しが、新居のクローゼット(もしくは置きたいと思っている箇所)に置けるかサイズを確認しましょう。
除湿剤や防虫剤も今のお家にストックが無ければ一緒に買っておくとスムーズです。
キッチン
キッチンには手持ちの家電が全て置けそうか?置けない場合は食器棚を頼むか、今のお家で使っている棚が新居に入るかを検討すると、お引越し後の設置がラクになります。
また、キッチン本体扉の形状が観音開きの場合は、空間が有効利用できるように、コの字ラックを用意しておくのもおススメ。
シンク下や食器棚にシートを敷きたい場合は、こちらも合わせて注文しておきましょう。
洗面&洗濯機ゾーン
洗面下ラックがあった方が良さそうであれば、入るか確認の上注文しておくと便利です。
洗濯機周りは洗剤のストックや洗濯ネットが置けるかを確認しましょう。
収納が少ない場合は、洗濯機周りに置ける小物やラックを検討します。
お風呂ゾーン
シャンプーやボディケアグッズが置けるか確認します。
置き場所が足りないようであれば、シャワーフックに設置できるラックがあると便利。
壁に磁石が付くようであれば、磁石式の棚を検討する方法もあります。
玄関
ドアに磁石が付くようであれば、磁石付きのフックや傘立てを注文しておくと便利です。
シューズボックスに敷くシート、脱臭剤などもこの段階で用意しておきましょう。
その他、納期が掛かる商品の注文
カーテンなどの必要なものは採寸の上、好きなデザインを探しておきましょう。
引越しまでに時間があるときに選んでおかないと、引越し直前はドタバタして、前の家のカーテンをそのまま使うケースを何件か見てきました。(前の家のカーテンはサイズが合わないことが多いので、新居で使うのはあまりおすすめしません。)
また、クローゼットに入れる収納グッズも引越し繁忙期になると納期が掛かるので、早めに注文しておいて引越しの際にお家に到着するよう手配しておくのがベストです。
食器棚が必要な場合も、同じく納期が掛かることが多いので早めに検討しましょう。
まとめ
普段のお仕事がある中での引越しは、体力も気力も使う大変な作業ではありますが、この機会を利用することで新しい暮らしが快適でより一層素敵なものになります。
今回、お伝えした内容が皆様の新生活がスムーズに進むご参考になれば幸いです。
なお、どうしても一人では手に負えない!という方は、こちらの出張お片付けサービスをご利用ください。一緒にモノを見直したり新居にぴったりな収納グッズをご提案させて頂いております