一人暮らしで散らからない部屋の選び方|物件選びで失敗しない4つのポイント
先日、お客様から
「引越しをする予定なのですが、どんな間取りを選べば散らかりにくいお部屋になりますか?」
というご質問をいただきました。
実は、お部屋が散らかりやすいかどうかは 住み始めてからの片付け習慣だけではなく、物件選びの段階でかなり決まってしまいます。
私は整理収納アドバイザーとして、これまで延べ100件以上の一人暮らし女性のお部屋を拝見してきました。その経験の中で、「散らかりにくいお部屋」にはいくつか共通点があることに気づきました。
今回のコラムでは、一人暮らし女性が散らかりにくいお部屋を選ぶためのポイントを4つご紹介します。
住む場所や築年数、家賃など条件はさまざまなので、すべてを満たす物件を見つけるのは難しいかもしれません。しかし、これからお伝えするポイントを知っておくだけでも、物件選びの失敗を減らすことができます。
これから引越しを予定している方や、賃貸物件を探している方の参考になれば嬉しいです。

- 一人暮らし女子のお片付け専門家
- 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
- 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
- KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
- 天馬株式会社オフィシャルアンバサダー
- 一人暮らし女性宅の訪問件数は500件超
- 趣味は収納グッズの情報収集と旅行
ポイント① 24時間ゴミ捨てができる物件を選ぶ
多くのお部屋を見てきて感じたのは、散らかりにくい部屋の条件として「ゴミをすぐ出せる環境」がとても重要ということです。

ゴミ出しのタイミングが限られると部屋が散らかりやすい
一般的に、燃えるゴミの回収日は週2回程度の地域が多く、そのほかにも
・プラスチック
・ビン・缶・ペットボトル
・不燃ゴミ
・資源ごみ
など、それぞれ回収日が決まっています。
そのため、うっかりゴミ出しの日を逃してしまうと、出そうとしていたゴミを次の回収日まで家の中に置いておかなければならないという状況になります。

24時間ゴミ出し可能な物件は片付け習慣が続きやすい
私自身、以前は回収日にしかゴミを出せないアパートに住んでいたことがありました。
寝坊してゴミ出しを逃してしまったときの絶望感は、今でも忘れられません。
特に週1回しかないゴミの日を逃すと、ゴミがどんどん溜まってしまい、
・部屋の臭いの原因になる
・片付けのモチベーションが下がる
・キッチン周りが散らかる
といった悪循環が起きてしまいます。
一方で、24時間ゴミ捨てが可能な物件であれば、好きなタイミングでゴミを出すことができます。
不要なものをすぐに外へ出せる環境があるだけで、驚くほどお部屋は散らかりにくくなります。
そのため、散らかりにくいお部屋を作る第一歩として
「ゴミを家の外に出しやすい物件かどうか」をチェックすることをおすすめします。
特にマンションや大型賃貸では「24時間ゴミ出し可能」の物件も増えています。
不動産サイトで物件検索する際は、「24時間ゴミ出し可」の条件で絞り込んでみるのもおすすめです。
ポイント② クローゼットの広さは必ずチェック
次に見ておきたいポイントは、クローゼットの広さです。

一人暮らし女性の収納悩みNo.1は洋服収納
一人暮らし女性のお宅にお伺いすると、収納のお悩みで一番多いのが
「洋服の収納が足りない」
というお悩みです。
お部屋が散らかる大きな原因は、
持ち物の量が収納スペースの容量を超えてしまうことです。

特にクローゼットが小さい場合、
・洋服が入りきらない
・部屋にハンガーラックを置く
・収納ケースが増える
といった状況になりやすく、結果的にお部屋が散らかりやすくなってしまいます。

クローゼットが小さいと部屋に物があふれる
あくまで私の経験上の感覚ですが、一人暮らしのお部屋ではクローゼットの幅が120cm以上あると、収納の余裕が生まれやすいと感じています。
反対に、100cm以下のクローゼットだと収納が足りず、
・洋服ラックを追加する
・畳む収納が増える
・床置きの収納が増える
というケースが多く見られます。

最近は都心の新築物件などでは、コンパクトなクローゼットのお部屋も増えています。
お洋服が多い方は、内覧時に
・クローゼットの横幅
・奥行き
・高さ
をしっかり確認しておきましょう。
また、ウォークインクローゼット付きの物件は収納力が高く、洋服が多い方には特におすすめです。
ポイント③ 家具配置しやすい間取りを選ぶ
最後にお伝えしたいのは、家具配置のしやすさです。
扉の位置が多い部屋は家具が置きづらい
以前お伺いしたお客様のお部屋で、壁3面に扉が付いている間取りのお部屋がありました。
お部屋自体は
・2面採光で明るい
・収納も多い
と、一見するととても良い物件でした。

しかし実際に家具を置こうとすると、
扉が多すぎて家具が置ける場所がほとんどないという状態でした。
基本的に家具は壁に沿って置くことが多いですよね。
しかし扉がある壁には
・家具を置けない
・開閉スペースが必要
になるため、家具の配置がかなり制限されてしまいます。

一人暮らしの場合でも
・ベッド
・テレビ台
・テーブル
・ソファ
・デスク
など、意外と置く家具は多いものです。
そのため、内覧時には家具を置くスペースが確保できるかをイメージすることが大切です。

また、ドアが開き戸ではなく 引き戸の物件であれば、開閉スペースが少なく家具配置もしやすくなります。
内見時は、置きたい家具のサイズをスマホにメモして、メジャー持参がおすすめ。
「この家具はここに置けるかな?」
と少し想像しながら見てみるのがおすすめです。
ポイント④ 浴室乾燥が付いていると、物干しを部屋に置かなくて済む
部屋干しスペースが散らかりの原因になることも
一人暮らしのお部屋では、意外と場所を取るのが「洗濯物を干すスペース」です。
特に女性の一人暮らしの場合、
・防犯面が気になって外干しをしない
・花粉や黄砂対策で室内干しが多い
・日中仕事で外に干せない
という方も少なくありません。
そのため、室内に物干しスタンドを置いている方も多いのですが、実はこの「物干し」が、お部屋が散らかって見える原因になることがあります。
例えば、
・使わない時も物干しを出しっぱなしになる
・洗濯物の一時置き場になる
・洋服を掛けたまま収納代わりになる
という状態です。
特にワンルームや1Kなどコンパクトなお部屋では、物干しがあるだけで生活スペースが圧迫されてしまいます。
浴室乾燥があると空間がすっきり保ちやすい
その点、浴室乾燥付きのお部屋であれば、洗濯物を浴室内で完結できます。
部屋に大きな物干しを置く必要がなくなるため、
・生活感が出にくい
・家具配置がしやすい
・床に物が増えにくい
というメリットがあります。
実際にお片付けに伺う中でも、浴室乾燥があるお部屋は、物干しスペースによる悩みが少ない印象があります。
もちろん必須ではありませんが、もし物件選びの条件に入れられるのであれば、チェックしてみるのもおすすめです。
内覧時にチェックしたい追加ポイント
物件を見る際には、次のようなポイントも確認しておくと住み心地が大きく変わります。
例えば、
・キッチンに家電がすべて置けるか
(冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・ケトルなど)

・ドアの開く向きが動線を邪魔していないか
・大きな持ち物(例えば、スーツケース)などを置く場所があるか
・浴室乾燥が付いているか
(部屋干しスペースを減らせるか)
などです。
小さな違いですが、毎日の生活の快適さに大きく影響します。
一人暮らしの物件選びチェックリスト
内見のときは、次のポイントをチェックしてみてください。
- 24時間ゴミ捨て可能か
- クローゼットの広さは十分か
- 家具を置くスペースはあるか
- ドアの開閉スペースは問題ないか
- 手持ちキッチン家電を置く場所があるか
- キッチンにごみ箱を置くスペースはあるか
- 浴室乾燥が付いているか
- 部屋干しスペースは確保できるか
まとめ|散らからない部屋は「物件選び」で決まる
今回のコラムでは、散らかりにくいお部屋を選ぶための4つのポイントをご紹介しました。
・24時間ゴミ捨てができる物件
・クローゼットの広さ
・家具配置しやすい間取り
・浴室乾燥など、洗濯動線の整いやすさ
この4つを意識して物件を見るだけでも、住み始めてからの暮らしやすさは大きく変わります。
住まい選びは、日々の生活の快適さに直結します。
これから物件を探す方は、ぜひ「片付けやすいお部屋かどうか」という視点でもチェックしてみてください。
皆さまの新生活が、より心地よいものになりますように。
おへやアレンジメントは一人暮らしの女性専門のお片付け・インテリアコーディネートサービスです。
整理収納アドバイザー1級とインテリアコーディネーターの資格を持つプロがご自宅のお片付けを行います。



