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こんにちは。おへやアレンジメントの成島です!
先日、お客様から、「引越しをするので、どんな間取りを選んだら良いかアドバイスはありますか?」とご質問いただきました。

今回のコラムでは、整理収納アドバイザーとして延べ100件以上の一人暮らし女性のお部屋を見て気づいた、散らかりにくいお部屋を選ぶポイント3選をお伝えしていきます。

住む場所や築年数、予算にもよるので、全ての条件がクリアするのは難しい場合もあります。
しかし、これからお伝えする項目をご覧いただいて、ご自身の中での「譲れない部分」を軸に物件を決めると理想のお住まいに近づいていきます。

沢山の物件から、素敵な生活が送れるような住まいに出会うための参考になりましたら幸いです。

ポイント①ゴミ捨てのしやすさ

多くのお家を見てきて感じたのは、お部屋が散らかりにくくなるためには、24時間ゴミ捨てができる環境が重要ということです。

というのも、一般的に「燃えるゴミ」が出せるのは週2の地域が多いです。
あとは、週1か隔週でプラ・ビンカンペットボトル、不燃ゴミ、資源ごみの回収日があるかと思います。

そのため、貴重なゴミ捨て日を逃してしまうと、出そうとして置いておいたゴミが、次の回収日まで家の中に置きっぱなしになるという状況になってしまうのです。

私自身、回収日にしかゴミを出せないアパートに住んでいたので、寝坊してゴミ捨てを逃してしまったときの絶望感といったら形容しがたいものがありました。
特に、週1回しかないゴミ捨ての日を逃すと、出せなかったゴミは、室内(もしくはベランダでしょうか?)に置くことになりますが、この1週間ゴミと一緒に暮らすと、自分の中のお片付けスイッチが入らず、より片付けが面倒になりました。

なので、散らかりにくいお部屋を作るための第一歩として、まずは使わないものを家の外に出しやすい環境になっているか、という点を重視することをお勧めします。

過去の経験を踏まえて、私は24時間ゴミ捨て可能な物件を選びましたが、すぐにゴミが出せるようになったため、室内の臭いも気にせずに快適に過ごせるようになりました。

不要なものはいつでも家の外に出せるので、その点において散らかりにくくなったと感じています。

ポイント②クローゼットが小さすぎないか

次に見ておきたいポイントは、クローゼットの広さです。
一人暮らし女子宅でお伺いする収納のお悩みナンバーワンは「お洋服収納」です。

お部屋が散らかる原因は、自分の持ち物が収納の容量を超えてしまうから、です。

そのため、お洋服を収納するクローゼットが小さいと、洋服自体をミニマムな量にしない限り、溢れてお部屋が散らかりやすくなってしまいます。

あくまでも私の感覚ではありますが、一人暮らし女子宅のクローゼットの幅は120㎝以上あると、散らかりが減ってくるように感じています。
100㎝以下のクローゼットだと、収納が足りなくて、クローゼットとは別に洋服掛けのラックを置いたり、服の収納量を増やすために畳む収納を多めにしている印象があります。

都心の新築物件だと大きなクローゼットのお部屋が中々少ないですが・・・お洋服が多い方は、クローゼットの容量をしっかり見ておきましょう。

ポイント③ドア(扉)の位置に注意

次にお話しするのは、間取りについてです。
以前お邪魔したお客様のお家で、お部屋の壁3面に「扉」が付いている物件にお邪魔しました。

お部屋の中は、2面採光でかなり明るい印象でした。
収納も3つもあるので、散らからなさそう!と思ってしまうのですが・・・。

家具は、壁に沿って置くのが一般的です。
つまり、扉があるところには家具が置けません。
そのため、このように、扉が多い間取りだと開閉することも考慮に入れなければならないため、家具の配置を考えることが非常に難しくなります。
特に、一人暮らしの場合、ベッド・テレビ台・テーブル・ソファ・(場合によっては仕事用デスク)を置くことが多いので、お部屋4面のうちどこかが扉になっているとそれだけで家具が置きにくくなる場合があります。

扉は開くときに手前側に向かって大きくスペースを取るため、家具を壁ぴったりに配置できない・・・なんてことも起きてしまいます。

家具が思うように置けなくなると、動線が悪くなってしまったり、収納が足りず散らかる原因になるので、置きたい家具が置けるか少し考える時間を持ちましょう。
家具配置が苦手なら、一緒に物件を見ている不動産の方と一緒にシュミレーションするのもアリかと思います。

まとめ

今回のコラムでは、散らかりにくいお部屋を選ぶための3つのポイントをご紹介しました。

他にも、キッチンに家電(冷蔵庫・レンジ・ケトル・炊飯器・トースター)が全部置けるか?だったり、ドアの開く向きが動線の邪魔になっていないか?などお伝えしたいポイントは山ほどありますが、まずはこのポイントを抑えつつ物件を見てみるだけでも随分住み心地が変わるかと思います。

新生活がより素敵なものとなりますよう祈念しています。