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デニムやおしゃれ着など
一度着たけれどすぐに洗濯しないお洋服。

みなさんはそのようなお洋服を脱いだら
どんな場所に置いていますか?

お片付けの現場では、

  • 一度着たお洋服をついつい椅子の背もたれに掛けてしまったり
  • 床置きにしてしまったり
  • リビングに積まれてしまってお山のようになっている

というケースを数多く見てきました。

そうしてしまうと、
着たいときにそのお洋服見つけることが出来なかったり
いざ着ようとするとシワがいっぱいになって
結果的にクリーニングに出すことになり
出費がかさむこともあります。

何より、お部屋に脱いだ服を置いてしまうと
空間が狭くなり
いつまで経っても片付かないお部屋
になってしまいます。

そこで、今回のコラムでは
「一度着たけれどすぐ洗濯しないお洋服」
をどうしたら良いのか?
整理収納アドバイザー目線でお答えします。

一度着たもの専用置場を作る

解決するためにまずしたい事は
1度着たお洋服を置く場所の定位置を作ることです。

「定位置を作る」という事だけ聞くと
当たり前のように思う方もいるかもしれませんが

お洋服が「クローゼットの扉の前」に床置きになる日もあれば
「ソファ近く」に置きっぱなしになる日もある…というケースを見ることもありました。

このように、1度着た服の置き場所が日によって違ってしまうと
着たいときに出てきてくれずに、探し物をすることになるので
まずは同じ場所に置くために定位置を設定します。

定位置は、できればクローゼットの近くに作れるとベストです。
一度着た服の置き場所とクローゼットが遠くなってしまうと
お洋服のコーディネートがしにくくなってしまうためです。

定位置が決まるだけでも
お部屋のあちらこちらにお洋服が点在しなくなるので
すっきりして見えますよ。

脱いだ服のおすすめ収納方法

次に、定位置を決めたお洋服たちを
どのように収納するかお伝えします。

一度着たお洋服は大きめのカゴに一時置きするなどの収納テクニックもありますが
私の経験上、大きめのカゴにお洋服を入れると脱いだ順に上に重なり始めて
結果ミルフィーユのように層になってしまうため
下の方に入っていたお洋服がしわだらけになったり
そもそも存在を忘れてしまうこともあります。

そうならないためのおすすめの収納方法がこちらです。

置くだけ簡単。浅めのボックス収納にする

おすすめは
【一度着たものだけを入れるボックス】
を用意することです。
上記でお伝えした大きめのカゴにお洋服を入れる場合との違いは
「浅いボックスを選ぶ」という点です。

こちらの写真のように
自宅では無印良品の引き出しを3段重ねてお洋服収納を作っていますが
引き出し収納の上にさらに浅いボックスを重ねています。

この一番上の浅いボックスが「一度着た服コーナー」です。

このように一度着た服コーナーを作ると
洗いたてのお洋服とも区別がつきますし

  • このボックスから着た服は今回洗おう
  • このボックスに入っている服から優先的に着まわして早く洗おう

など自分の中でお洗濯の目安を立てることができます。

そして、浅めのボックスにすることで
お洋服が下層に埋もれず洋服探しがしやすくなります。

また、フタ無しボックスにして
お洋服を入れる際はどんな服があるか一目で分かるようにすること
置くだけのワンアクションの収納にすることもポイントです。

ハンガーに掛ける派の方は、ハンガーパイプのゾーンを区切ってみる

スーツのようにしわが気になるお洋服のケースや
そもそも畳まずに掛ける収納がメインの人は
掛ける場所を区切るのがおすすめ。

私は引っ掛けるタイプの除湿剤を目印に
着た服・洗濯(クリーニング済)をゾーンを
分けて収納しています。

キレイなお洋服の傍に掛けることになるので
戻す前には、お洋服を脱いで除菌スプレーして
次の朝にハンガーパイプに戻すようにします。

ボトムスに関しては空間にゆとりを確保できるなら
こちらのようなズボンハンガーを置くのもおすすめ。
収納しながら、一度着たものを干すことも出来るので
お洋服の傷みが少なくなります。

プチプラの服は毎回洗濯してもOKというルールを作る

衛生面重視と割り切って
普段着に関しては毎回洗濯しても
痛手にならない価格帯の洋服を買うのも
解決策の1つになります。

毎回洗濯をすると本来であればお洋服の寿命も
縮まってしまうのですが
洗いたてのお洋服の肌触りや香りなどの清潔感を優先する!
と割り切って毎回洗濯すると管理がとても楽になります。

私は職業柄お客様のお家に伺うので
一度着た服は毎回洗濯となりますが
毎日洗濯してもバランスよく数着を着まわせば
しっかりワンシーズン分はもってくれます。

どれが着た服で、どれが洗濯済みなのか
着替えや服をしまう際に考えなくても済むのは
非常にラクだなぁと感じました。

まとめ

こちらのコラムでは、

1度着たけれどすぐにお洗濯しないお洋服の収納
についてお伝えしましたが
収納が整うだけで着たいお洋服がすぐに探せて
毎朝のバタバタが少なくなります。

また、自分が持っている服の数をちゃんと
把握することができるので同じような服を
買ってしまった!ということも防ぐことができます。

収納を整える第一歩として
一度着たお洋服の定位置を作る
ぜひ、試してみてくださいね。