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私はこれまで7年間、ショールームでインテリアコーディネーター業をしていました。
その際に、知り合いの方と一緒にショールームを見学し、プランを作成するお客様を時々お見かけします。
※昨日も女性3人組(施主1人+お友達2人)をお見かけしました
知り合いや友達同士で見るのはとても楽しそうで良いのですが、実は理想のプランを遠ざける危険な行動になることもあります・・・
ご友人(もしくは一緒の家に住む予定の無い兄弟、親等)とショールーム行ってプランを立てようとしている方はまずこのブログを読んでみてください。
※ご友人、もしくはご家族のどなたかが建築関係だった場合は除きます
ちなみに、ふらっと見るだけ(プランを作らない)ならお友達といらしていただいても大丈夫ですよ!!♡
ご友人とショールームに来る理由は?
まず、どうして友人と来ることになったのか実際に聞いてみました
すると、こんな理由が上がります
- (知り合いが)先に工事していて、流れが分かるから一緒に付いて来てくれたパターン
- 自分のセンスに自信が無くて、とりあえず一緒について来てもらったパターン
確かに、友人が先に工事をしていたら、実際の使用感も聞けて良いですよね。
また、センスの良いお友達と来れたら、おしゃれに施工が出来そうな気がしますよね。
こんな感じでショールームでは友人と来る場面が存在します
しかし、これがきっかけで大きな失敗になることが…
どうして一緒に来てはいけないの?
理由は2つあります。
1つめの理由
折角アドバイスをくれた友人に悪い気がして自分のプランが曖昧になる
これは、どういう事かと言うと、ご友人は良かれと思って色々教えてくれます
しかし、これはあくまでも本人の主観であり客観性に欠ける場合があります
もちろん主観はその方にとって本当のことなので、包み隠さず何でも教えてくれるのはありがたいことです^^
しかし、【知り合いの生活】と【工事をする本人の生活】は全くの別物です
家族構成、身体的な特徴、性格、価値観、ライフスタイルなど、全く同じ家庭はありません
確かに、お友達が『実際に使ってみて〇〇だったよ〜』と言うと信頼感が生まれます。
しかし、上記の通り生活も住む人も全く違う訳なので意見を採用することで自分のプランが他の誰かのプランにすり替わってしまうのです
そうすると実際に施工が終わり、自分が使う場面になって初めて『やっぱり別の物を選んでおけばよかった』となってしまいます
2つめの理由
雑談が多くなり打ち合わせ時間が2,5倍に
通常は1時間で終わる打ち合わせも、友人と見ることでついつい雑談が多くなり2時間30分(2,5倍)かかったことも経験上多くあります
それの何が問題かと言うと、プランを作成するには沢山の決断力が必要です
ショールームでプランを作りに来たお客様の声で意外と多いのが『ショールームでは色と形だけ決めれば良いのかと思っていたが、まさかこんなに細かい部分まで決めるなんて思っていなかった』というお声です
つまり、ついつい雑談をするほど打ち合わせの終盤までの集中力が減っていきます
そうすると最初のうちの質の良い決断力が雑談で失われ、自分は新しい住まいに対してどうしたかったのか?が結局分からなくなっていきます
どうしたらいいの?
既に友人と行く約束をしている人は、断れる関係だったら一緒に行くのはやめておいた方が良いでしょう
断れない感じなら、自分が先に行って下見しましょう(ちゃんと事前予約して説明員を付けるようにしてください)
理由は、他の人の価値観が自分の中に入る前に客観的な意見を身につけておいて欲しいからです
そうすると、お友達と一緒にショールームへ行っても自分の大切にしたい軸と友人の意見をうまく採用できるようになり後悔しないプランができます
最終的にお金をお支払いするのは自分自身です!!
同じ金額を払うなら自分に合ったプランにしていただきたいというのが商品を売る側の願いでもあります
是非参考にしてみてくださいね