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変形クローゼット」と呼ばれる、使いにくい形のクローゼットが存在します。

どのようなものかと言うと、こちらの写真のように、クローゼット内に柱が通っている場合です。

建築の構造上、取り除けない「柱」が通ってしまっているため、このように変な形のクローゼットになっています。
この出っ張りが無かったら、もっとクローゼットが広く空間が使えるはずなのに・・・。

きっと、こちらのコラムをご覧になっている方の中にも、クローゼットが変形していて収納がしにくいというお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

今回のコラムでは、そのような収納がしにくい変形クローゼットを使いやすく改良する方法をお伝えします。

このコラムを書いた人
成島理紗
  • 一人暮らし女子のお片付け専門家
  • 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
  • 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
  • KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
  • 一人暮らし女性宅の訪問件数は500件超
  • 趣味は収納グッズの情報収集と旅行

「突っ張り棒+S字フック」で帽子やベルト収納を作る

まずご紹介するのが、窪んでいる空間に突っ張り棒を設置して、S字フックを付けると帽子やベルトを掛ける方法です。

使用したグッズは100円ショップの突っ張り棒とS字フックです。

空間サイズに合った突っ張り棒を設置して、S字フックを取り付けました。

引っかけているものを出し入れする際にS字フックが取れないように、ストッパー付きのS字フックを使用するのがポイントです。

ストッパー付きのS字フックはセリアで購入

「ワイヤーネット+穴が目立ちにくいピン」でエコバッグや小物の収納を作る

次は、ワイヤーネットを壁面に付けて、小物収納を作る方法です。

かさばるエコバッグを入れたり、消臭スプレーを掛けたり、アクセサリーやサングラスなど小物を置くのにぴったり。

ワイヤーネットは100円ショップ、ピンフックはホームセンターで購入しました。
(ピンフックはリンクを貼っておきます。)

こちらのワイヤーネットは石膏ボード壁用のピンで固定しました。
また、ピンフックの耐荷重は8キロもあるので使い勝手が良いのがポイントです。
さらに、ピンを抜いた後も、ピンが押し込んだクロスを引き戻してくれる特殊な針になっているので、差し跡が目立ちにくく賃貸物件におすすめです。

ワイヤーネットを壁に付ければ、あとは100円ショップのワイヤーネット用のかごを引っかけたり、フックを引っかけて自分の好みの収納にしていきます。
自分に合ったカスタマイズがしやすいのでかなりおすすめの収納です。

「リングブラケット+突っ張り棒」でハンガーや帽子収納を作る

セリアで購入した「リングブラケット」と「突っ張り棒」でハンガーや帽子を掛けるスペースを作る方法です。

下の写真(左)のグッズがリングブラケットです。
突っ張り棒を部屋の隅(コーナー部分)に設置することができるアイテムです。

リングブラケットはセリアで購入

今まで、水平にしか設置できなかった突っ張り棒がこのように斜めに設置できるようになります。

斜めに棒が設置ができると、クローゼットの正面から見たときに、掛けたものが見やすくなります。
冬場になったらマフラーや手袋を吊るすのにも便利そうです。

ただし、こちらのリングブラケットは粘着テープでの固定となります。
そのため、壁に直接粘着テープを貼ると壁紙が剝がれてしまう可能性があるため、「マスキングテープ」を先に壁面に貼ってからフックを付ける、など、将来的に原状復帰できるようにするのがポイントです。

まとめ

今回のコラムでは、クローゼット内に柱がある「変形クローゼット」での収納方法をご紹介しました。
一見すると使いにくい変形クローゼットですが、今回ご紹介した収納グッズを使うことで使いやすい収納を作ることができます。

ご自宅のクローゼットの形が変形クローゼットの方は、ぜひ便利な収納グッズを使って収納を作ってみてください。