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一人暮らし女子の収納お悩みで多いのが、クローゼット(洋服)収納です。

クローゼットが使いにくいことで、着たいお洋服がすぐに見つからなかったり、似たようなお洋服を買ってしまうと、時間もお金も無駄にしてしまいますよね。

そのような中で、クローゼットが使いにくいおうちに多く見られる「共通点」があることに気が付きました。

今回のコラムでは、クローゼットが使いにくい2つの原因と、クローゼットが使いにくくなる3つのグッズについてご紹介します。

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りさ
クローゼットが使いにくい理由や、使いにくくなるグッズを知ることで、より使いやすいクローゼットに近づいていきます。
これからご紹介する【使いにくい原因】が自宅から見つかった場合は、見直していきましょう。

クローゼットが使いにくい2つの原因

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まずは、クローゼットが使いにくくなる原因をお伝えします。
クローゼットが使いにくい理由は2つあります。

隙間が無い

クローゼットが使いにくくなる原因の1つ目は、隙間が無いことです。
隙間が無いと、ハンガーに掛けているお洋服を左右に動かすゆとりが無くなり、服を探すことが難しくなります。
引き出しの中身も隙間が無くぎゅうぎゅうの状態だと、引き出しを開閉した際、枠に引っ掛かりプチストレスが増えていきます。

新しいお洋服を購入しても、隙間が無ければ入れる場所が見当たらず、一度着た服も戻す気力が無くなり、段々と床置きの状態が増える事になってしまいます。

まず、クローゼットのお片付けをする場合は、この1年着なかったお洋服とお別れして、スペースに隙間を作ることが大前提なのです。

戻す場所が決まっていない

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次に、クローゼットが使いにくい原因は、戻す場所が明確になっていないことです。

例えば、まとめ買いしたインナーをどこにしまうか。
仕事用の服とプライベートの服はどのあたりに置くか。
コートに付いていたフードやお洋服に付いていたインナーはどこにしまうか。

お洋服にはそれぞれの役割がありますが、次に着たいときに「探すこと前提」で収納をしておかないと、思い立ったときに着ることや探すことができなくなります。

お片付けが苦手な人は、この「モノの住所決め」を苦手に感じる方が多いように見えます。

私のような整理収納アドバイザーと戻す場所を決めてみたり、自分で仕分けをしてみて引き出しごとに区切ってみるでも良いので、モノを減らした後に、ちゃんと住所を作り、毎回同じ場所に戻せるようになるとクローゼット収納のストレスが激減します。

クローゼット収納の基礎は、今お伝えした「隙間作り」と「住所決め」です。
それを理解した上で、次の項目ではクローゼットを使いにくくするグッズをご紹介します。

クローゼットが使いにくくなる3つのグッズ

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ここからは、クローゼットが使いにくくなるグッズをご紹介します。

クリーニングから帰ってきたハンガー

まず、クローゼットを使いにくくするのが、クリーニングから帰ってきた黒いプラスチックハンガーです。

どうしてプラスチックハンガーは使いにくいの?

プラスチックハンガーが、使いにくくなる理由は

  • 分厚くて場所を取る
  • プラスチック製のため、変形しやすい
  • 肩の部分がツルツルなのでお洋服が滑り落ちやすい

ためです。

お勧めの解決法は?

ハンガーを使いやすい製品に変えることがおすすめ。
具体的には、お洋服が滑りにくくて薄いタイプのモノを選ぶことです。

特におすすめなのは、MAWAハンガーの洗濯用。
細身なのに頑丈で変形しにくく、お洋服が沢山掛けられます。

MAWAハンガー以外でも、今はニトリや100円ショップで薄くて変形しにくいハンガーがお安く買える時代です。

クリーニングから戻ってきたプラスチックのハンガーを使い続けるより、薄くて滑りにくいハンガーを揃えた方が見た目も整います。
まずはハンガーを統一して美しいクローゼットを作りましょう。

深い引き出し

次にご紹介する「使いにくいグッズ」は、深さ30cm程度の引き出しです。

どうして深い引き出しは使いにくいの?

見た目としては収納力が高そうに見えるので、ついつい便利そうに見えますが、実はこれが収納時の落とし穴になっていきます。

深さがあると、「立てる収納」ではなく「上に積み重ねる収納」になっていきます。

そうなると、中に収納したものがだんだんと地層のようになっていき、一番下に入れてしまったものを取り出すときに上の服がぐちゃぐちゃになったり、そもそも取り出すのが面倒になって、いつしか持っていたことを忘れてしまうことにも繋がります。

お勧めの解決法は?

普段のトップスやTシャツを入れるのであれば、高さ23cm前後
下着やタイツ、ハンカチを収納するのであれば、高さ18cm前後の引き出しを選ぶこと、です。

あくまでも、深い引き出しは、オフシーズンの服の収納や、パーカーやスキーウエアなど厚みのある服を入れるのが前提です。

深い引き出しを普段用で使うのでは無く、浅い引き出し(高さ23cmや18cm)を積み重ねて収納力をアップするようにしましょう。

フラップ式の収納

最後にご紹介するのが、ホームセンターで見かける前開きの収納ボックス。
前面に扉が付いていて入り口が大きく一見便利そうですが、私の経験上、使いにくいです。

どうしてフラップ式の収納は使いにくいの?

使いにくくなる理由は、3つあります。

それは、

  • 洋服を積み重ねて入れるので取り出したい服を出し入れするたびに中身が乱れる
  • 入れた服の分量が溢れると扉が閉まりにくくなる
  • ボックスに対してサイズの小さい服(インナーや靴下)を入れると埋もれて見つかりにくい

といった点です。

突っ込み型の収納になりがちなのです・・・

引き出しとは違って、奥に入れた物が取り出しにくくなってしまうため、服を沢山持っている方には不向きになる場合があります。

お勧めの解決法は?

フラップ収納をやめて引き出しを選ぶのが一番です。
ただし、どうしてもこちらの収納を使いたい場合は下の写真のように中を仕切って収納し、ボックスにいれたものが雪崩になるのを防ぐようにしましょう。

そして、中に手を入れるためのゆとりを確保するために、常に2割の余白を残すようにしましょう。

まとめ

今回のコラムでは、お悩みの多いクローゼット収納について、使いにくくなる原因をお伝えしました。

クローゼットからのお洋服選びは毎日することなので、使う場所が整っているだけで自分の気分や生活も整います。

クローゼットの見直しにこちらの記事が役に立ちましたら幸いです。