洗濯物を取り込んだあと、家族全員の服を畳んで、元の収納場所へ戻す。

毎日のように繰り返す家事だからこそ、「洗濯することよりも、畳んで片付ける方が大変」と感じている方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、お子さんと一緒に家族の服を畳んでみませんか?

服の畳み方は、子ども用と大人用で大きく変わるわけではありません。基本の手順を覚えれば、自分の服だけでなく、お父さんやお母さんの服も一緒に畳めるようになります。

今回は、親子で練習しやすい夏物衣類の中から、

・インナー
・Tシャツ
・ズボン

の簡単な畳み方をご紹介します。

きれいに畳むことだけを目的にするのではなく、親子で協力しながら、服を畳んで収納場所へ戻すところまで挑戦してみましょう。

このコラムを書いた人
成島理紗(おへやアレンジメント代表)
  • 一人暮らし女性のお片付け専門家(訪問実績1,000回以上)
  • 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
  • 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
  • TBS「櫻井・有吉 THE夜会」出演(お片付けの専門家として出演)
  • KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
  • 天馬株式会社オフィシャルアンバサダー

親子で服を畳むことにはどんなメリットがある?

洗濯物畳みは、子どもが毎日の暮らしの中で参加しやすい家事のひとつです。

料理のように火や刃物を使わず、特別な道具も必要ありません。最初は服を家族ごとに分けたり、畳んだ服を運んだりするだけでも参加できます。

自分の持ち物を管理する練習になる

自分が着ている服を畳み、決められた場所へ戻す経験を重ねることで、子どもは少しずつ自分の持ち物を管理できるようになります。

服を脱いだままにするのではなく、

「洗濯した服は畳む」
「畳んだ服は引き出しへ戻す」

という暮らしの流れを知るきっかけにもなります。

家事は家族みんなで行うものだと伝えられる

家事を大人だけがするものにせず、家族で協力して行う時間にできることも、親子で服を畳むメリットです。

お父さんやお母さんの服も一緒に畳むことで、「自分の服だけを片付けるお手伝い」ではなく、「家族の暮らしを整える家事」として経験できます。

「自分でできた」という自信につながる

最初はうまく畳めなくても、練習するうちに少しずつ形を整えられるようになります。

一枚のTシャツを最後まで畳めたことや、自分で収納場所まで戻せたことは、子どもの小さな自信につながります。

親子で覚えたい服の畳み方の基本

インナー、Tシャツ、ズボンでは形が異なりますが、基本的な畳み方には共通点があります。

1.服を平らな場所に広げる
2.手のひらでシワを伸ばす
3.外側にはみ出している部分を内側へ入れる
4.細長い長方形を作る
5.収納場所に合う大きさまで折る

最初に「最後は四角い形にしよう」と伝えておくと、子どもも完成形をイメージしやすくなります。

親子でできるインナーの畳み方

夏物のタンクトップやキャミソール、半袖の肌着などは、生地が薄く、畳んだあとに形が崩れやすい衣類です。

はじめに半分に折ってから畳むことで、きれいな四角に畳みやすく、引き出しの中にも収納しやすくなります。

インナーを畳む手順

1.インナーの背中側を上にして、平らな場所へ広げます。

インナーの背中側を上にして平らな場所に広げ、両手でやさしくシワを整えます。

2.両手で生地をやさしく伸ばし、シワを整えます。

3.襟元を半分に折ります。

襟元側を持ち上げ、裾に向かって半分に折り上げます。

4.左側を中央に向かって折ります。

インナーの左側を、中央に向かってまっすぐ折ります。

5.右側も中央に向かって折り、細長い長方形を作ります。

右側も中央に向かって折り、細長い長方形に整えます。

6.更に半分に折ります。

収納する引き出しの高さに合わせて、さらに半分に折ったら完成です。

親子でできるTシャツの畳み方

Tシャツは形が分かりやすく、初めて服の畳み方を練習するお子さんにもおすすめです。

大人用と子ども用のどちらも、同じ手順で進められます。

Tシャツを畳む手順

1.Tシャツの背中側を上にして、平らな場所へ広げます。

2.手のひらで生地のシワを伸ばします。

3.裾を襟元に向かって、半分に折ります。

4.左袖と左側の身頃を中央へ折ります。

5.右側も同じく中央に折り、細長い長方形にします。

6.はみ出ている袖は内側に折りこみます。

7.さらに半分に折ります。

親子でできるズボンの畳み方

大人用の長いズボンは、小さなお子さんが一人で広げようとすると、左右の脚がずれやすく、少し畳みにくい衣類です。

そこで今回は、左右の脚をうさぎの耳のような形に折ってから畳む「うさぎ畳み」をご紹介します。

脚の長さが短くなるため、お子さんでも扱いやすくなります。

ズボンを畳む手順

1.お腹側を上にしたズボンを平らな場所へ広げます。

ズボンの後ろ側を上にして、左右の脚を揃えながら平らな場所に広げます。

2.左右の裾をウエストに向かって折り上げ、うさぎの耳のような形にします。

左右の裾をウエストに向かって折り上げ、うさぎの耳のような形を作ります。

3.ズボンを縦半分に折ります。

左右の脚が重なるように、ズボンを縦半分に折ります。

4.外側にはみ出した股部分を内側へ折り込み、細長い長方形に整えます。

外側にはみ出した股部分を内側へ折り込み、細長い長方形に整えます。

5.収納する引き出しの高さや奥行きに合わせて、半分または三つ折りにします。

収納する場所に合わせてさらに半分に折り、四角く形を整えます。
四角く畳めたら完成です。

親子の衣類収納におすすめしたい天馬の収納用品

親子で服の畳み方を覚えるときは、畳み方だけでなく、畳んだ服を家族が自分で戻しやすい仕組みを作ることも大切です。

引き出しの仕切りには「フィッツ せいとんボックス」がおすすめ

インナーや靴下、ハンカチなどの小さな衣類は、引き出しの中で倒れたり、種類が混ざったりしやすいアイテムです。

そんな細かな衣類の収納におすすめなのが、天馬の「フィッツ せいとんボックス」です。

フィッツせいとんボックスの選び方

サイズはS・M・L・LLの4種類があり、収納したいものに合わせて選べます。

サイズ収納におすすめのもの
Sハンカチ、ショーツ類、靴下
Mキャミソールなどのインナー、レギンス、厚手の靴下
Lフェイスタオル、トップス、ボトムス
LLタオル類

それぞれのサイズには、仕切りが付いているタイプと、仕切りのないタイプがあります。

畳んだ衣類をきれいに並べた状態で保ちたい方には、仕切り付きがおすすめです。一つひとつの収納場所が決まるため、衣類が倒れたり、ほかのものと混ざったりしにくくなります。

左側2つが「仕切りあり」右側2つが「仕切り無し」。無理なく元の場所へ戻せるかで選ぶのがコツです。

一方で、細かく分けることを負担に感じる方や、洗濯物を畳んだあとにざっくりと戻したい方には、仕切りなしのタイプがおすすめ。

お子さんと一緒に使う場合も、きれいに並べることを優先するなら仕切り付き、簡単に戻せることを優先するなら仕切りなしというように、性格や使い方に合わせて選ぶことが大切です。

収納用品を選ぶときは、「きれいに入るか」だけでなく、家族が無理なく元の場所へ戻せるかも確認してみましょう。

フィッツせいとんボックスを使う時の収納ポイント

一枚取り出したあとに、隣の服を少し動かせる程度の余裕を残して収納しましょう。

また、お子さんが畳んだ服を自分で同じ場所へ戻せるように、収納場所を分かりやすくしておくことも大切です。

おすすめは、アイテム名を書いたテプラやマスキングテープをダブルクリップに貼り、ボックスの縁に取り付ける方法です。

「インナー」「靴下」「ハンカチ」など、入れるものをひと目で分かるようにして、お洋服の住所を決めておきましょう。中身を入れ替えたいときにも、クリップを付け替えるだけで簡単に変更できます。

親子で使いやすい収納なら「フィッツチェスト」がおすすめ

畳んだ衣類の収納には、「フィッツチェスト」もおすすめです。

衣類や小物を整理しやすい引き出し式の収納で、設置場所や収納したい衣類の量に合わせてサイズを選べます。シンプルなデザインのため、子ども部屋にもファミリークローゼットにもなじみやすいのが魅力です。

引き出しにはサイドローラーが内蔵されており、軽い力でスムーズに開閉できます。大人よりも手の力が弱いお子さんでも扱いやすいため、自分で服を取り出したり、畳んだ服を元の場所へ戻したりする習慣づくりにもつながります。

フィッツチェストの収納ポイント

せっかく子どもが服を畳めるようになっても、収納場所が高すぎたり、どこに戻せばよいのか分かりにくかったりすると、最後は大人が片付けることになってしまいます。

お子さんが自分で収納しやすい仕組みを作るために、次のポイントを意識しましょう。

  • よく着る服は、お子さんの手が届く高さに収納する
  • インナー・Tシャツ・ズボンなど、衣類の種類ごとに収納場所を分ける
  • 何を入れる場所なのか分かるようにラベルを付ける
  • 衣類を詰め込みすぎず、出し入れしやすい余裕を残す

「どこに戻せばよいか」がひと目で分かり、無理なく出し入れできる収納に整えることで、お子さん自身が片付けまで続けやすくなります。

親子で服を畳む時間を家族の習慣にしよう

親子で服を畳むときは、最初からすべての洗濯物を畳もうとせず、できることから少しずつ始めてみましょう。

まずは、Tシャツを一枚畳む。
次は、畳んだ服を引き出しへ戻す。

このように、一つずつできることを増やしていくのがおすすめです。

服の端が少し曲がっていても、自分の力で最後まで畳めたことが大切です。

「きれいに畳めたか」だけではなく、

「一緒にできたね」
「最後までできたね」
「自分で元の場所へ戻せたね」

と、取り組んだ過程や、できるようになったことを認めてあげましょう。

洗濯物を畳むことは、毎日の暮らしの中で何度も繰り返す家事です。

親子で一緒に取り組むことで、お子さんが服の畳み方を覚えるだけでなく、自分の持ち物を大切にすることや、家族の暮らしに関心を持つきっかけになれば幸いです。

今回紹介した製品

フィッツせいとんボックス

フィッツチェスト