引っ越しが近づくと、「荷物が多すぎて片付けられない…」「どこから断捨離すればいい?」といったお悩みを伺います。
今回のコラムでは、そんな悩みをお持ちの方のために、物を減らしながら荷造りをするコツを紹介します。

この記事を読めば、新居での暮らしを始める際に、物が最低限の状態で引っ越しができ、暮らしのスタートがスッキリした状態で始められます。
これからお引越しを控えている方、引っ越しをきっかけに物を減らしたい方はぜひご覧ください。

このコラムを書いた人
成島理紗
  • 一人暮らし女子のお片付け専門家
  • 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
  • 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
  • KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
  • 天馬株式会社オフィシャルアンバサダー
  • 一人暮らし女性宅の訪問件数は500件超
  • 趣味は収納グッズの情報収集と旅行

引っ越し前に荷物を減らす3つのメリット

引っ越し前に荷物を減らすことで3つのメリットがあります。

それは

  1. 引っ越し費用が節約できる
  2. 荷作り・荷ほどきの時間が少なくなり、時短になる
  3. 不要なモノが無いので、新居の収納や動線がスムーズになり、気持ちにゆとりができる、ことです。

荷物を減らすだけで、お金、時間、気持ちの面でメリットが沢山あります。
ただ、今の家に沢山の物があると、実際にどんな手順でモノを減らしたらよいか分からなくなってしまいますよね。

引越前の期間別で、おすすめの手放し方法を紹介します。

引っ越し前にやるべき断捨離と荷造りのコツ

引っ越し約1カ月前|不要な家具・家電を処分する

粗大ごみの予約は早めに

引っ越しが決まったらまず確認しておきたいのが、粗大ごみの手配です。
大きなものは捨てることが大変なので億劫になりがちですが、だからこそ新居に持ち越さないことが新生活を快適にスタートできるカギとなります。

引っ越しシーズンによっては粗大ごみの予約がすぐ埋まってしまうことがあるため、早めに申し込んでおくと安心です。
私のお客様の中には、申し込み日から実際に出せるまでの日にちが、なんと1カ月先になったお客様もいました。

  • 新居では使わないラックやテーブルなどの家具
  • 引き出しや突っ張り棒などの収納グッズ
  • ふとんなど

捨てる予定のある方は、早めに予約を取っておき、手放すための準備をはじめましょう。

使わない家具家電は買取も検討

まだ新しい家具や家電を処分するなら、出張買取を依頼するのもおすすめです。

買取をしてもらえると

  • 買取金額が付く可能性がある
  • 誰かに使ってもらえる
  • 自分で家の外に運ばなくて良い(買取業者さまが搬出してくれる)

というメリットがあります。

経験上、ネットで購入した家具だと中々値がつかないのですが、無印やニトリなら金額がつく場合もあります。
私は、家具家電の買取は「トレジャーファクトリー」の出張買取を使うことが多いです。
家具の買取には条件もあるので、検討してみたい方は、HPをチェックしてみてください。

おすすめの買取業者

出張買取ならトレジャーファクトリーが便利

古くなったパソコンを廃棄

古くなったパソコンも新居に行く前に処分しておきたい物のひとつです。

捨て方が分からず、つい新居に持ってきてしまったという場合が多いのですが、パソコン類は置き場所をとります。
新居では、貴重なスペースを奪われないように、引越し前に処分してしまいましょう。

古いパソコンを処分する方法の中で、一番簡単なのは専門業者に依頼することです。
無料回収をしている業者もあるので、処分費用を抑えたい方はチェックしてみましょう。

おすすめは、リネットです。
箱に詰めて集荷を待つだけで、古くなったパソコンを処分してくれます。
オプションでパソコン中のデータも廃棄できます。

お金が掛かりますが、一緒に使わなくなったスマホや携帯を出すこともできます。

おすすめのPC引き取り業者

パソコン処分はリネットジャパンが簡単

引っ越し2~3週間前|日用品の整理を始める

新居に要らない物を持ち込まないために、要らない物の処分を始めましょう。

使いかけの洗剤やスプレー缶を処分

使わなくなった洗剤や化粧品、スプレー缶の中身を手放す準備をしていきます。

液体系・スプレー系のものは捨てるのにひと手間掛かってしまうため、引越直前まで残すと捨てる機会を逃してしまう場合があります。早めに着手するのがおすすめです。

  • 洗剤や化粧品など液体系の物は、要らないタオルや布にしみ込ませて、可燃ごみ
  • スプレー缶は屋外で中身を出し切ってから、自治体の指示に従って捨てましょう

本や服はリサイクルショップへ

読まなくなった本も今のうちに精査を。
本の処分はブックオフの買取が便利です。家の側に店舗が無い場合や、大量に売りたい本があるなら出張買取をしてもらえます。

家の中の持ち物で大きな割合を占めるお洋服も整理しておきましょう。
まだ着られるけれど自分にとって要らない服は売る選択肢にすることで、手放す罪悪感を無くせます。
服はセカンドストリートやブックオフなどに持っていくのがおすすめ。

バッグや靴も店舗によっては査定してくれるので、引っ越しをきっかけに断捨離しましょう。

引っ越し2週間前|食品の消費

冷蔵庫・冷凍庫の食材を使い切る

お引越しの2週間前になったら、食材を消費していきます。

食べ損なっていたアイスや冷食など、まずは冷凍庫を空にすることを目標に。
出番の少ないドレッシングなどは、今の家にいるうちに使い切ってしまいましょう。

普段の忙しい暮らしの中で、賞味期限チェックをする時間は中々取れないと思います。
荷造りをする際に、一緒に食材の賞味期限も確認しておきましょう。

引っ越し後|前の家で使っていたモノを整理しよう

使えないカーテンはリサイクルへ

窓のサイズは間取りによって様々です。

そのため、前の家で使用していたカーテンは使えなくなってしまうことがほとんどです。
カーテンは今後使えるか分からない割に、かさばってしまい収納場所を占領します。

そのため、カーテンはリサイクルに出してしまうのがおすすめ。
今はニトリで無料で引き取りをしてくれます。

無印良品の製品は無料で引き取ってもらえる

無印良品の製品に限りですが、使わなかった製品は無料で引き取ってもらえます。
収納用品は特に、クローゼットやお部屋の間取りで使えなくなってしまうこともあるので、無印良品の製品があれば、店舗に持っていくのもおすすめです。

まとめ|持ち物を減らして、新居では理想の暮らしを!

今回のコラムでは、引っ越しをきっかけに物を減らす方法についてをご紹介しました。

引っ越し前に物を見直しておくことで、気持ちをリセットし、新しい環境に適応しやすくなったり、余計なものがない分、新居でのインテリアやライフスタイルを手に入れられるようになります。

不要な物を手放して、新しい暮らしが快適にスタートできますよう応援しております。

おへやアレンジメントのサービス

おへやアレンジメントは一人暮らしの女性専門のお片付け・インテリアコーディネートサービスです。
整理収納アドバイザー1級とインテリアコーディネーターの資格を持つプロがご自宅のお片付けを行います。