この記事は約 9 分で読めます。

突然ですが、皆様はご自宅の収納スペース、足りていますか?

都心の賃貸マンションなどですと、住み始めた当初は収納が足りていても住み続けていくうちに、モノが増え、収納が足りなくなり・・・最後にはモノが床に置かれてしまう・・・

そのような方も多いのではないでしょうか。

実際に整理収納アドバイザーとして、お客様のご自宅のお片付けに行かせてもらうと、

avatar
収納が足りなくなってついつい床にモノを置いてしまいます。
そして、そのままになってしまって部屋全体が散らかってきて・・・

というようなご相談を良くお受けします。

今回のコラムでは、そのように収納が足りずにお困りの方、特に賃貸に住まれている方におススメの簡単DIYで壁に収納を増やす方法をご紹介します。

皆様のご自宅が快適になり、お部屋がお気に入りの空間になれば嬉しいです。

完成イメージ

始めに完成イメージをご紹介します。

こちらの写真のように2本の木材をベースに棚を3枚取り付けました。

今回は、飾り棚としてお部屋のアクセントになるようにグリーンやアートを飾っていますが、本を置いたり、小物を置いたりと収納棚としても活用できます。

何も置いていない状態
小物をディスプレイしてみました

使用した商品

それでは、今回のDIYで使用した商品をご紹介します。

ラブリコ

DIY界隈ではおなじみとなった平安伸銅工業のLABRICOです。

こちらは、ホームセンターで売られている2×4材という木材を使って簡単に柱を作ることが出来る便利アイテムです。

また、壁に穴を開けたりしないので、賃貸でも利用する事が出来ます。

なお、今回は天井高に合わせて2つの木材を繋げて使用したので木材を繋げるジョイントも使用しました。

左:ジョイント
右:アジャスター

棚板と棚受け

ラブリコで取り付けた柱につける棚板と棚受けです。

棚板は、ビバホームにて既製品を購入しました。

棚受けも同じくビバホームで棚板と同系色のものを用意しました。

参考商品(今回使用したものとは異なります)

棚柱

2×4の木材に取り付ける棚柱です。

こちらもビバホームにて購入しました。

2×4材

メインとなる2×4材です。事前に寸法を測っておき、希望のサイズにカットしてもらいます。

ホームセンターでは、木材のカットをしてもらえるのでとても助かります。

電動ドリル

今回のDIYを機に電動ドリルも新しいモノを購入しました。

ドイツのメーカーのBOSCHの電動ドリルです。

こちらの電動ドリルはコンパクトで持ち運びもしやすく、買って大満足でした。

DIY費用

ご参考に今回のDIYでかかった費用ですが、次のようになります。

ラブリコ アジャスター×2

2,960円
ラブリコ ジョイント×2

1,200円
棚板×3

1,194円
2×4材 ×2

1,176円
棚柱×2

1,380円
棚受け×2

3,540円
トータル

11,450円

1万円弱で、壁収納を作ることが出来たので、やはりDIYはコスパが高いなと感じました。

DIYの流れ

それでは、実際に壁収納を作っていく流れをご紹介します。

ジョイントを付ける

始めに2×4材にラブリコのジョイントを取り付けます。

電動ドリルを使いますが、いきなりネジを木材に取り付けようとすると上手くいかないので、BOSCHのアタッチメントのドリルを使って穴を開けておきます。

とても使いやすいBOSCHの電動ドリル
別売りのドリルのアタッチメントを取り付けます

ジョイントを2×4材につけて穴を開けていきます。

こんな感じでネジを入れる仮穴を作ります。

そして、仮穴に向かってネジを取り付けていきます。

仮穴があるおかげでスムーズにネジが入っていきます。

同じようにもう一つの2×4木材にもジョイントを付けたらジョイント同士を繋げていきます。

これで、2×4木材を一つにする事が出来ました。

アジャスターを付ける

続いて、ラブリコのアジャスターを付けていきます。アジャスター部分はネジは使わずにハメるだけです。

柱の下側にはこちらのアジャスターをつけます

柱の上部分は突っ張る部分をつけます

棚柱を取り付ける

続いて2×4材に棚柱を取り付けていきます。

今回は目印として、ジョイント部分に合わせて取り付けます。

ここでも電動ドリルが大活躍。

ジョイント部分と同様にドリルで仮穴を開けてからネジで固定します。

無事に取付完了

2×4材を壁に設置

続いて、2×4材を壁に設置していきます。

ラブリコの突っ張り部分を緩めて壁に当てたら、突っ張り部分を締めて固定します。

寸法通りにカットされた木材のお陰でピッタリハマりました。

棚板を取り付ける

最後に棚板に棚受けを付けて、棚柱に取り付けていきます。

こちらの棚柱は高さを自由に変えれるので置くものに応じて柔軟にレイアウトを変えることが出来ます。

無事に完成

完成した様子がこちらです。

使うパーツを壁や床と同系色にすることで部屋にも上手くなじませることが出来ます。

棚板の数や位置は自由に変えることが出来るので、季節に合わせて飾るものを変えることが出来ます。

DIYして気づいたデメリット

実際にDIYをしてみて気づいたデメリットについてもお伝えします。

天井に注意

ラブリコは突っ張り棒の原理で固定するため、天井部分に梁が通っていない場合、壁紙が破れてしまう可能性があります。

我が家ではこのように壁紙がはがれてしまいました・・・

強く締め過ぎたことも原因かも・・・

賃貸の場合は退去時の原状回復に影響が出る可能性もあるので要注意ですね。

事前にこちらのアイテムなどを使って天井に梁があるか確認することをお勧めします。

最後に

今回のDIYですが、作業時間は約1時間で女性一人でも作業することが出来ました。

作る柱の大きさによっては、少し力がいる場面もあるかもしれませんが、2×4材がそこまで重くないので女性一人でも十分作ることが出来ます。

賃貸に住まれている方や女性一人暮らしの方でもDIYで壁に収納を作ることが出来ますので興味がある方は是非一度お試しください。

参考記事

こちらで紹介したラブリコを使ってクローゼット内に棚を作った様子を書いています。