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ご自宅で段ボールを使って、モノを保管・収納している方も多いのではないでしょうか。
お片付けをしにお客様のお家に伺うと
- お引越し当初から開けていない段ボール
- 床にあったモノを片付けるために積んでいる段ボール
など、手に入りやすく便利な段ボールで収納をしているのをお見掛けすることがあります。
しかし、その段ボール収納、果たして中に入れたものは無事でしょうか。
私も収納アドバイザーのお仕事をするまで知りませんでしたが、段ボールでモノを保管することは、実は危険な収納方法だったのです。
今回のコラムでは、その理由と改善案についてお伝えしていきます。
段ボール収納がNGな理由
段ボール収納をお勧めしないのは2つの理由があります。
ダンボールは湿気を吸う
紙製の収納は湿気を吸い取りやすくなっています。
そうなると、中に入れていた大切なモノを劣化させてしまう恐れがあります。
また、少しでも水分があると、カビが発生しやすくなります。
段ボールに思い出の写真を詰め込んだり、バッグを収納している場合は要注意です。
乾燥している冬シーズンに一度見直しをしてみましょう。
ガムテープ部分は虫のエサになる
粘着部分が頭文字G虫のエサになります。
また段ボール紙は、保温性・保湿性も高いので、虫にとって繁殖環境も最高。
お客様宅でお片付けしていると、段ボールの中でお亡くなりになった虫さんたちに遭遇することもあります。
自分の家なのに、知らないうちに虫さんの生態系を育んでいたらすごくショックですよね・・・
そうならないためにも、段ボールを少しでも無くしていきましょう。
ダンボール収納の代用品は?
段ボールが湿気や虫の影響があることは分かったけれど、どういった箱に収納したら良いか思い浮かばない方もいらっしゃるかと思います。
この場合どんな収納グッズに入れたらよいかをご紹介します。
中身の見える透明ボックスを選ぶ
段ボール収納のデメリットは、中身が見えないことです。
ひとまず入れてしまうと、中身が見えないのでずっと入れたままの状態になってそのまま1年以上放置されてしまうことも・・・
そのため、まずは中身の見える透明のボックスを選んで、中に入れていた物が忘れ去られた状態になるのを防ぎましょう。
また、段ボールに収納していた時のメリットは上に重ねられることだと思います。
そのため、フタつきの商品を選んで、上に重ねられるようにすると使い勝手が変わらなくて良いです。
しかし、透明のボックスに入れ替える際に、思い出していただきたいのが、中に入れたまま何か月(何年?)も置かれた状態ということは、自分にとって意外と無くても生活に困らない状態だったということ。
中身を見返したとき、まだ使えるから、と思って取っておきがちですが、果たしてそれを取っておくのが得策なのか?捨てる・捨てないの話ではなく、自分はこれを取っておくことでどうしたかったのか?を再度考えるきっかけをもちましょう。
そして、透明の収納ボックスを買い替えるのは、モノを減らした後にしましょう。
モノを減らす前に収納ボックスを買うと、結局モノが減らなくなるので注意です。
段ボールより少し小さいサイズを選ぶ
段ボールは何でも入ってしまうサイズなので、フルで入れるとかなりの重さが出てしまいます。
そのため、段ボールより少し小さめのサイズを選び、いざ取り出したいというときには自分が持って運べるようにすることが大切です。
床に面した場所に置くのであれば、キャスターを付けるのも手です。
無印良品のポリプロピレンキャリーボックスや天馬のロックスなら別売りのキャスターが付けられますよ。
まとめ
ダンボールは軽くて頑丈ですし、モノをポイポイ入れられるので便利な存在だと思います。
しかし、
- 中に入れたものが湿気で傷む
- 虫が発生しやすくなる
- 中に入れたモノが把握できず、モノが増える
など、自分では気づかないうちにデメリットが起きています。
段ボールの中に何を入れてたっけ?と思ってしまった方は久しぶりに中身を仕分けしてみましょう。
虫が出てこない寒いうちに手を打つのがおすすめですよ。