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クローゼットの中をすっきりさせたいのに、お洋服が手放せない!
そういったお悩みを持つ方が多くいらっしゃいます。
お片付けをサポートする仕事をしている私も、実はその一人。
お洋服は捨て時が分かりにくく、まだ着られると思うと減らせなくなってしまいます。
そんなときに私が実践しているのが
「捨てられない理由を探ること。」
捨てられない理由が分かると自分の深層心理が見えてきて、思いのほか手放せることがあります。
そこで、今回のコラムでは服を減らすために「服を捨てられない理由」についてご紹介します。
服が捨てられない理由とは
早速ですが、服が捨てられない理由をお伝えしていきます。
服が手放せないパターンは大きく分けて2つあります。
服を捨てられない2つのパターン
一つ目は、未来の自分に向けて判断を先延ばしにしてしまうパターン。
二つ目は、過去に対して固執してしまうパターンです。
それぞれのパターンで具体例を挙げながらご紹介します。
未来の自分に向けて判断を先延ばしにする
初めに未来の自分に向けて判断を先延ばしにしてしまう具体例を2つご紹介します。
痩せたら着たいと思ってしまう
痩せていた時に可愛く着こなしていたお洋服。
また痩せられたら着たい。という時は、未来の自分に向けて判断を先延ばしにしていることが多いです。
今すぐに着られないことは分かっているけれど、自分の好みで購入した服は、中々手放せないですよね。
しかし、この場合に考えたいポイントがあります。
実際に私も、痩せたら着ようと思っていたスカートを久しぶりに履いてみたら、自分に似合わなくなっていました。
理由は年齢に見合わなくなっていたからでした。
1週間で痩せられるなら良いけれど、いつか痩せるといったぼんやりした目標で過ごしていると、いつの間にかその服が似合わない自分になっていることに気が付きました。
自分が無事に痩せて着られる場面になったときにはその服の形が流行遅れ、もしくは自分の年代に合わなくなっています。
痩せていた時(過去)の服を未来に着るよりも、未来の自分自身に合っているシルエットのお洋服を着たほうが美しい自分になれます。
このように考え方を変えて、「痩せたらもっといい服を着よう!」と自分を説得して手放す理由を作りましょう。
まだお洋服がきれいな状態だから捨てられない
要る服と要らない服を仕訳けているときに、要らないけれどまだきれいだから取っておこう!と判断する場合も、未来の自分に向けて判断を先延ばしにしている事が多いです。
これ着るかな?と一瞬でも思った時点で、その服は自分にとっての消費期限を迎えています。
着たい服だったら、真っ先に着ることを選んでいたはず。
物理的には着られるお洋服であることが多いですが、自分と服の関係で見てみるとお役目を果たしてくれたという事になるので、譲ったり寄付しましょう。
勿体ないから残しておこうと判断しクローゼットに残された服を見てみましょう。
お洋服側の視点で考えると、何でいつまで経っても着てくれないの?と負のオーラ全開です。
クローゼットを開けるたびにお部屋に負のオーラが漂っていると、部屋の空気も重たくなります。
まだ着られるのであれば、新しい場所で活躍してもらった方がお互いよっぽど気持ちが良いです。
寄付するなら、こちらのサービスが手軽でおすすめですよ。
過去に対して固執してしまう
続いて過去に対して固執してしまう例を2つご紹介します。
想い出の服だから捨てられない
思い出の服はなかなか手放しにくいですが、「ボックス1つ分だけ持っておく」など空いているスペースを基準として持つ量に制限をすることがおすすめです。
私としては、その服を見ていると幸せな気分になれるのであれば、取っておいてOKだと考えます。
ただし、残す分量を先に決めておかないと無意識のうちに残す量が多くなって生活が圧迫されていきます。
そうなると、自分にとってのデメリットが増えていく状態になってしまいます。
これからも素敵な思い出は作られていきます。
過去に素敵な思い出が刻まれる人生だったことにたっぷり感謝をして、これからの日々の暮らしが更に素敵になるよう取捨選択しましょう。
買ったときの金額を思い出してしまう
購入した服が高価な場合、手放しにくくなると思います。
しかし、ここで考えたいのは、ずっと服を家に置いていても、お洋服に掛けた金額が戻ってくる訳では無いということ。
購入した時は高かったですよね。
手放す惜しさ、とてもよく分かります。
しかし、着る予定が無い服をクローゼットに置いておく方が
- 貴重な収納空間を奪っている
- お洋服のスペース分の家賃が日々失われている
- 最近着ていないのに捨てられない自分への嫌悪が日々増殖していく
という感じで、自分に対してマイナスな感情が増殖しています。
結果としてお金よりも大切なことが失われ、損していることになります。
あともう1回くらい来てから手放そうかな?と思ってしまいがちですが、執着で持ち続けるのは勿体無いです。
まとめ
お洋服は食材のように賞味期限も無いですし、元々は自分が気に入って買ったものなので、簡単に手放せないかと思います。
お片付けを進めたいときは、どう収納するかにフォーカスするのでは無く、自分の服の持ち方に向き合うことが先です。
自分が、今回のコラムでご紹介したどちらのパターンに当てはまるか知るだけでも、そこから服を手放せな理由が分かるので一歩前に進むことができます。
捨てられない原因を知ることで、再び同じ買い方をしないように気を付けられたり、自分の気持ちと向き合うことが出来てスルッと手放しできるようになることもあります。
ご自身の気持ちと向き合いながら快適なクローゼット作りを進めてみて下さいね。