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あっという間に年度末のシーズンですね。
このシーズンに部署異動の発表があったり、転職を控えているという方もいらっしゃるかと思います。
筆者は普段、お片付けサービスをお仕事にしていますが、お片付け中に出てきて困る物に、前職時代のグッズがあります。
こちらのコラムでは、転職前に確認しておきたい「返却しそびれて困る持ち物」をご紹介します。
職場が変わる前に一緒にチェックしましょう。
- 一人暮らし女子のお片付け専門家
- 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
- 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
- KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
- 天馬株式会社オフィシャルアンバサダー
- 一人暮らし女性宅の訪問件数は500件超
- 趣味は収納グッズの情報収集と旅行
転職時のお片付けポイント
返却しそびれて困りそうな物が紛れていないかチェック
故意に備品を持ち帰ろうとしていないけれど、うっかり荷物に紛れてしまって、いつか物を見返したときに、これどうやって処分したら良いの?となるものが紛れないように、今のうちに自分の持ち物をチェックしておきましょう。
処分に困る物は、いつまでも片づけられなくなってしまい、不要なモノが増える原因になります。
特に、昨今リモートワーク化が進み、自宅でのお仕事が増えた方もいらっしゃるかと思います。
退社後に、返却したいのにできない・・・とならないように確認を。
名刺
まずは、自分の名刺が持ち物に紛れていないか確認しましょう。
具体的には
- 名刺入れに入れっぱなしの名刺
- 文房具や手帳に紛れた名刺、です
部署異動したり、役職が変わったりして、もう使わない名刺が出てくることもあります。
名刺は個人情報のひとつで、会社の所有物にあたります。
退職後に発見してしまうと色々と面倒なので、最終出社日に会社にお返しできるよう、持ち物に紛れていないかチェックしましょう。
会社の文具、PCなどの備品
- 会社の文房具
- 支給されたPCの部品系
これらも会社の所有物にあたります。
必ず会社に返却するものになりますので、自分の荷物に紛れていないか確認を。
過去に、お片付けの現場で、返却し忘れたPCが発掘されたため、一緒に梱包し、前の会社に送る作業をお手伝いしたこともありました。
前の職場に電話して問い合わせするのも中々気力がいりますので、在職中にしっかりと見直しをしておきましょう。
うっかり手帳に挟んだままになった資料や、家での仕事で持ち返った資料、会社から支給された本なども、ゆくゆく出てきたら困る物になってしまいますので、紛れていないか確認をしておきましょう。
社内で誰かから借りていた本や雑貨
会社の備品ではないけれど、後々返却しにくくなってしまうのが「人から借りているもの」です。
会社の方に借りているものがあったら、退職前に返却しておきましょう。
お片付けの現場では、返却できずに自宅に置いたままの借り物を見かけることがあります。
借りたままになっている理由を伺うと、退職後に思ったより業務が忙しくなってしまって、前職の仲間と中々会えず、お借りしていたものを返す機会が無くなって、そのまま返すのが気まずくなってしまったそうです。
仲がいいからまた会える!と思っていても、会社が変わるだけで今のように気軽に会うことが少なくなってしまいます。そのため、私用で借りていたものは退職前に精査し返却しておきましょう。
ロッカーやデスクに入った私物は在職中に使い切る
次は、【オフィスのロッカーやデスクに入った私物(文具や日用品)】です。
これらを自宅に持ち帰ると、家にある物と重複し持ち物が2倍になって、部屋が散らかります。
筆者も会社員をやめるとき、会社で使っていた私物の電卓や、ペン・付箋類、ストッキングのスペア、衛生用品、化粧品、取引先から頂いたノベルティなどなど一式を持ち帰ったら、すごい量の荷物になってしまいました。
文具や消耗品などは、新しい仕事先でまた使えると思っていても、気分一新で買い替えてしまうこともあるので、在職中になるべく使いきってその場で無くしてしまうのがおすすめ。
ちょっとスピリチュアルな話になりますが、前職にあまり良い思い出が無い方は特に、自宅や新しい職場に前の会社の荷物を持ち込まない方が良いです。
- まだ使える物があれば、その場で誰かに譲る
- 会社に寄付する
- 在職中に使い切る、という風に
なるべくルール化して、家に持ち帰る私物を極力減らしましょう。
源泉徴収票は無くさない場所に置く
最後に気をつけたいポイントが、転職後の数か月後に使う書類の所在が迷子にならないようにすることです。
- 源泉徴収票
- 離職票
- 雇用保険被保険者証(会社が預かっている場合)
- 年金手帳(会社が預かっている場合)
などの書類ですが、会社の荷物と一緒に持って帰って、そのあとどうしたっけ・・・?となりがちなので、しっかりファイリングして自宅の大切な書類のゾーンに一か所に集めて置いておきましょう。
まとめ
今回のコラムでは、片付け現場で見かける「退職前に返却しそびれて処分に困る物」あるあるをご紹介しました。
退職前は、あいさつ回りや引継ぎなどで忙しい期間になりますが、自分の持ち物をしっかり見直すことも地味に大切な作業だったりします。
新天地でのご活躍がよりよきものとなるよう、応援しております。