「せっかくおしゃれな家具を買ったのに、使いづらくて物が片付かない…」そんな経験はありませんか?
実は、収納が苦手な人ほど“選ぶ家具”が原因で散らかりやすくなっていることも。
今回は、お片付けのプロが“買うと後悔しやすい収納家具”と“選び方のコツ”を紹介します。


- 一人暮らし女子のお片付け専門家
 - 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
 - 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
 - KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
 - 天馬株式会社オフィシャルアンバサダー
 - 一人暮らし女性宅の訪問件数は500件超
 - 趣味は収納グッズの情報収集と旅行
 
「奥まで引き出せないタイプの引き出し」は使いづらい
引き出し収納を最大限まで引き出しても、奥まで完全に開かないタイプの家具。
一見コンパクトで良さそうに見えますが、実際に使うとかなり不便です。
引き出しの奥に入れたものを取り出そうとすると、
「引き出し本体の枠」とぶつかってしまい、スムーズに取り出せません。

結果として、奥に何を入れたか分からない・取り出しがしにくい=“使わない収納”になってしまうのです。
解決策:フルスライドタイプを選ぼう
引き出しが最後までスッと開く「フルスライドレールタイプ」なら、奥のものもラクに取り出せます。
収納スペース全体を無駄なく使えるので、引き出し内の“死角”がなくなるのも嬉しいポイントです。
「棚板の高さが固定されたシェルフ」はデッドスペースの原因に
「おしゃれでシンプルだから」と、棚板の高さが変えられない固定タイプのシェルフを選んでいませんか?

一見スッキリしていますが、実はこれも使いにくい家具の代表例。
収納したいものの高さに合わないと、棚の上に無駄な空間が生まれ、大きなデッドスペースになってしまいます。

解決策:可動棚タイプを選ぶ
棚板の高さを自由に変えられる「可動棚タイプ」なら、モノのサイズに合わせてスペースを調整できます。
本やファイル、小物などの高さにピッタリ合わせることで、空間をムダなく有効活用できますよ。


「可動棚」「調整棚」などのキーワードで検索すると、種類も豊富です。
限られたスペースを上手に使いたい一人暮らし女性には特におすすめです。
「前開きタイプの収納」は詰め込み収納になりやすい
見た目がかわいく人気の「前開きタイプの収納(下から扉をパカっと開けるタイプ)」ですが、実はこれも収納が苦手な人には不向き。

理由はシンプルで、
・奥のものを取るには手前を全部出さないといけない
・上にどんどん積み重ねて入れてしまいやすい
という特性があるからです。
結果として、“入れっぱなし”の詰め込み型収納になり、出し入れが面倒で散らかりやすくなります。
解決策:中をカゴで仕切る&収納数を決める
このタイプを使うなら、
- 収納するモノの数を最初に決めておく
 - カゴやボックスで中を仕切って管理する
といった工夫が大切です。 

中が整理されることで、「どこに何があるか」が一目でわかり、ストレスなく使えます。
まとめ:収納しやすい家具を選んで、片付けやすい部屋に
収納家具は見た目やデザインも大切ですが、
それ以上に「使いやすさ」と「出し入れのしやすさ」を意識することが、片付け上手への第一歩です。
- 奥まで引き出せる引き出し
 - 棚板の高さを調整できるシェルフ
 - カゴで仕切れる前開き収納
 
この3つを意識して家具を選ぶだけで、毎日の片付けがぐっとラクになります。

「どんな収納を選べばいいかわからない」「自分に合う家具を知りたい」という方は、整理収納アドバイザーへの相談もおすすめ。
あなたのライフスタイルに合った“片付く家具”を一緒に見つけましょう。
おへやアレンジメントは一人暮らしの女性専門のお片付け・インテリアコーディネートサービスです。
整理収納アドバイザー1級とインテリアコーディネーターの資格を持つプロがご自宅のお片付けを行います。

 
