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お客さまと一緒に片付けをしていると、今まで順調にモノを減らせていたのに、ふと手が止まる瞬間があります。
それは、「頂き物」を見つけたとき。
この「頂き物」が、お片付けを妨げるハードルになっていることがあります。
例えば・・・
頂いてありがたかったけれど趣味じゃなかったから使っていない、とか
この先も使うことは無いけれど、親戚が集まるときに見られそうなので捨てることができない、など。
頂き物は基本的に頂いた時点でお役目が終わっています。
ただ、何となく手放したら申し訳ない気持ちになって、数年が経ち化石化してしまっているご様子をお見受けすることも多いです。
先日も、出産祝いに頂いた物がタオルばかりで、クローゼットの上段が新品のタオルで埋め尽くされたお家を拝見しました。(好きなタオルの手触りでは無いため使うことが無さそう、とのこと)
ありがたいけれど、日本の住宅は収納のどうしてもキャパが決まっています。
何かを手放さないと、理想のすっきりとした暮らしに近づけないこともあります。
今回のコラムでは、手放しにくい「頂き物」をどうしたら良いか、をお伝えしていきます。
一か所に集めてみて、優先順位を見てみる
頂き物をカテゴリー別などにしないで、まず一か所に集めてみます。
そうすると、頂き物の中でも
- 無くても大丈夫なもの
- 絶対に取っておく必要があるもの
という感じで優先順位があることに気が付きます。
頂き物を再確認する時期によっては、疎遠になってしまった人からのお土産や
旬が過ぎている物は手放しやすくなっていると思います。
まずは、これらのものから手放していきましょう。
(もらったこと自体忘れていたものは、使えるものだったとしても、さようならです。)
消耗品なのか、永久に残る品なのかを確認しよう
頂き物の種類は、おおまかに2種類あります。
1つは消耗品。
もう1つは永久に残る品です。
消耗品は「手放しても良いと思える期限」を設ける
消耗品は下記の期間で手放すことを検討すると良いです。
- 食品(賞味期限あり)
賞味期限が過ぎたら手放す - 食品(賞味期限がなさそうな岩塩や焼酎など)
風味や状態を考慮しいただいてから1年経ったら手放す - 石鹸やコスメ系
当初の香りや性能を考え、3年以上経ってしまったら手放す - タオル系
30回洗濯したら消費期限が来ると言われている。その為長くても2年で手放す。 - 文具
しっかり使えば1年で使い切ることが可能。1年で手放す。
自分が気に入った頂き物だったら、もう既に消費済みのはず。
捨てるに忍びないものであれば、寄付することも検討してみましょう。
こんなサービスもありますよ!
https://world–gift.com/buppin.html
永久に残る品の場合
食器や置物など、永遠に残る品の場合は
自分が使いたいのかどうか、で判断します。
自分が使いたいのであれば、取っておいてOKです。
ただし、使えるけれど、自分の好みでないならば、この先も一生使うことはありません。
使わない物をしまい込むのは、その場所に捨てているのと同じこと。と何かの一説で見た記憶があります。
それならば、寄付したりリサイクルする方がお互い気持ちが良いです。
どうしても罪悪感があるならばこんな方法があります。
- 1回だけ使ってみる(飾ってみる)
- 写真を撮ってからさようならをする
笑顔でありがとう!を伝えれば、贈り物の交渉は成立しています。
プレゼントしてくれた相手の方も、差し上げた方の重荷になっていたら辛いはず。
相手が選んでくれた時間や思いを受け取って手放しましょう。
まとめ
頂き物はなかなか手放しづらいですが、頂いた気持ちを大切にしながら手放す事もできるんです。
頂いたものが実はもらった人の負担になっていた。なんてことは差し上げた方も望んでいないはず。
手放す事が頂いた相手の気持ちに寄り添う事にもつながることありますので、思い切っておうちのなかの頂き物を見直してみてはいかがでしょうか。