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「買ったばかりのモノを無くしてしまった」
「大切な時限って、必要なモノが出てこない」
そんな経験をされたことはありませんか。
大切なものが見つからなくなる理由に一つに「物の住所が決まっていない」という原因があります。
というのも、お片付け上手な人は
- モノの住所が決まっている
- 使ったものを同じ場所に戻せる能力が高い
という特徴があります。
そのような暮らし方になると
- 日ごろから片付いたお部屋になる
- 探し物をすることが少ない
というライフスタイルになります。
探し物が多い場合は、とりあえずここに置いておこう、という考え方が癖になっているように思います。
そうなると、住所があいまいで明確では無いため、次に使う時に限って、他のモノに埋もれて出てこなくなってしまいます。
つまり、片付く部屋を作るポイントは、モノの住所作りを徹底する事なんです。
今回のコラムでは、私がお片付けをするときに、物の住所を決めるときの考え方をお伝えしていきます。
- 一人暮らし女子のお片付け専門家
- 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
- 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
- KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
- 天馬株式会社オフィシャルアンバサダー
- 一人暮らし女性宅の訪問件数は500件超
- 趣味は収納グッズの情報収集と旅行
物の住所は、「始点」で決める
物の住所を決めるとき、一番最初に考えたいのは、「どこで使い始めるか?」という点です。
これから、いくつかの例を挙げてみます。
ジョウロを置くのはベランダ?
まずは私のお家にある「ジョウロ」を例にお話しします。
ジョウロを実際に使うのはベランダなので「ベランダ」に置く方が多い印象です。
しかし、もしベランダにジョウロを置いていたら、
①ジョウロをベランダに取りに行く→②蛇口のある場所まで行き水を溜める→③みずやり
動作数は3ステップになります。
これがもし、蛇口の傍にジョウロがあれば、
①ジョウロに水を汲む→②みずやり
動作数は2ステップで済みます。
つまり、この場合、ジョウロのおすすめの住所は「水を汲める場所の近く」ということになります。
ということで、自宅ではこのような感じでキッチンに出したままでジョウロを置いています。
この話でお伝えしたいのは、ジョウロに限らず、今までの固定概念でこの場所に置くと思っていたモノが、別の場所にあった方が効率的な場合もある、ということです。
次も、ちょっとした例をお伝えします。
下着は家のどこに置く?
収納をする上で、勘違いしがちなのが「使う場所に置く」ということです。
この考え方が理にかなっていることも多いのですが、「始点」がどこなのかを考えて、そこから住所を決めると今まで思っていた場所とは違う場所に住所が決まることもあります。
例えば、毎日身に着ける下着も「クローゼット」にあるよりも「洗面所」にある方がすぐに着替えられて効率的だったりします。
今まで「この場所にあることが当たり前」だと思っていても、始点がどこかを考えるだけで、置き場所が変わるのです。
ちなみに、洗面に下着置き場を作ったお話はこちらをご覧ください。
マスクやハンカチ、冬場のカイロはどこに置く?
マスクやハンカチの置き場所についても考えてみたいと思います。
私がお客様のお家に伺うと、洗面所やリビングにマスクの住所を作っている場合が多いのかな?という印象です。
しかし、よく考えると室内でマスクをすることは少なく、どちらかというと家の外ですることが多いです。
そのため、マスクの「始点」は玄関となります。
ハンカチや、冬場に重宝するカイロも同じ考え方です。
玄関に置けば、お出かけ間際に靴を履いた状態で「マスク忘れた・・・!」となってもわざわざ洗面やリビングまで取りに行かなくても済むようになります。
始点を考えるだけで、ちょっとしたお出かけ前のバタバタを減らすこともできるんです。
まとめ
今回のコラムでは、モノの住所の決め方についてお伝えしました。
まずは「始点」を考えてみると自分の中でしっくりと住所が決められる場合があります。
また、今回お伝えした方法以外に、ガムテープなど始点が決められないモノの住所の決め方もあったり、玄関にマスクは置きたくない・・・など収納場所のこだわりも人それぞれあるかと思います。
モノの住所決めに関しては、お伝えしたい事が沢山あるのですが、奥が深いので、またいつか続編を書こうかと思います。