ホームセンターやネット通販でよく見かける引き出し収納「フィッツケース」と「フィッツケースアドバンス」。

どちらも天馬株式会社の人気収納シリーズで、収納のプロもよく提案する定番アイテムです。

でも、見た目が似ているこの2つには、実は“構造”も“使い心地”も大きな違いがあります。

この記事では、収納のプロの目線と実体験をもとに「選んで後悔しないポイント」をわかりやすく解説。

「どっちを買うか迷ってる」「収納選びに失敗したくない」方は、ぜひ最後までご覧ください。

※本記事はプロモーションが含まれています。

このコラムを書いた人
成島理紗
  • 一人暮らし女子のお片付け専門家
  • 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
  • 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
  • KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
  • 天馬株式会社オフィシャルアンバサダー
  • 一人暮らし女性宅の訪問件数は500件超
  • 趣味は収納グッズの情報収集と旅行
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フィッツケースとフィッツケースアドバンスの違いとは?

「フィッツケースとフィッツケースアドバンス、どちらも同じ引き出し収納だし、どっちを選べばいいか分からない…」
そんなお悩みを持つ方に向けて、収納のプロがそれぞれの特徴と違いを解説します。

フレームの違い(天板の耐荷重)

まずは、フレームの違いから。

一見、引き出しを選ぶのに関係無いように思われるかもしれませんが、実は「フレーム」部分は、引き出し収納の要となる部分なんです。
ここがしっかりした作りかどうかで今後長く使えるかが変わってきます。

今回比較するフィッツケースとフィッツケースアドバンスは

  • フィッツケース:たわみにくい前枠仕様
  • フィッツケースアドバンス:金属製の補強フレーム入りで、天板のたわみを防ぐ構造

となっています。

フィッツケース・フィッツケースアドバンスの両製品とも、製品自体はかなり丈夫な仕様なので、使い勝手ではどちらも頑丈です。両製品の引き出しの積み重ね可能段数も、4段と同じです。
しかし、フィッツケースアドバンスはフレーム部分に金属製の補強フレームが入っていることで、さらに天板耐荷重が5キロ耐えられる仕様になっているのが大きな違いです。

フィッツケースでも、十分な強度はありますが、積み重ねた引き出しの上にちょっとしたものを置きたかったり、ちょっと重いものを入れたりする場合は、フィッツケースアドバンスの方がさらに安定感があります。

サイズ

シリーズ内でモジュールが統一されており、重ねたり並べたりしやすい設計ですが、フィッツケース・フィッツケースアドバンスは「サイズ」が異なります。

例えば、奥行サイズに注目してみると

  • フィッツケース(クローゼットサイズ):奥行サイズは53㎝
  • フィッツケースアドバンス(クローゼットサイズ):奥行サイズは55㎝、となっています。

最近は、クローゼットの「奥行」サイズがスリムな住まいも増えてきています。
私の自宅がまさにそうだったのですが、フィッツケースアドバンスを置きたいと思ったら、奥行が足りず「フィッツケース」しか入らなかったのです・・・!
この奥行2㎝の差が意外と大きいので、購入した後に入らなかったという事態を防ぐためにもしっかりサイズ確認をしておきましょう。

また、上のサイズ表をご覧いただくと、奥行だけでなく、横幅・高さともにフィッツケースアドバンスの方が大きくなっています。
クローゼットの扉や壁と干渉せずに引き出しをスムーズに開け閉めできるか、あらかじめメジャーで測っておくのがおすすめです。

引き出しの開閉感

  • フィッツケース:スムーズな引き心地
  • フィッツケースアドバンス:よりスムーズな引き心地、従来の引き出しと比較して1/7の軽さで引ける

フィッツケースアドバンスの方が、従来の引き出しと比較して1/7の力で引くことができます。
毎日使う衣類や小物など、頻繁に出し入れするものがある場合には、ユニットケースの快適さが光ります。

引用元:テンマフィッツワールド

一度引き出しを買うと中々買い替えることが無いので、これからの自分の暮らしへの投資と思うならフィッツケースアドバンスを検討するのもおすすめです。

フィッツケースはこんな人におすすめ

壊れにくくて、必要最低限の機能が欲しい人

フィッツケースは、ホームセンターで売られている引き出しの中でも、頑丈で丈夫な作りになっています。

安価な引き出しケースも売られていますが、長く使っていくと天板がたわんだり、引き出しの引き心地がガタついてくることもありますが、フィッツケースはそんな心配も無く、ずっと使えるのが強みです。
私の実家でも、30年以上使い続けているフィッツケースが今も現役です。

クローゼットや押入れの中、パントリーなど、汎用性の高い収納を探している方にもおすすめ。

コスパ重視で揃えたい人

シンプルなつくりで価格が手ごろなフィッツケースは、一度に収納をたくさん揃えたい場合におすすめです。
特に一人暮らしの初期収納にも向いています。

以前からフィッツケースを愛用している人

フィッツケースは、発売された約40年前からサイズが変わっていません。デザインはリニューアルしていますが、形状は変わらぬまま。

そのため、例えば実家で使っていた昔のフィッツケースに最新のフィッツケース(同じ幅・奥行)を積み重ねて使うことができます。

また、今購入したフィッツケースに、数年後にまた新たに購入したフィッツケースを積み重ねることも可能なので、暮らしに合わせた使い方が可能です。

フィッツケースアドバンスはこんな人におすすめ

引き出しの壊れにくさ重視の方に

補強フレームがあることで、重ねても歪みにくく、引き出しがスムーズ。上に物を置いても安定感があり、安全性も◎。

余談ですが、お片付けの現場に行ったとき、使用開始から10年経ったフィッツケースアドバンスを見せてもらう機会がありました。
10年経っても引き心地の軽さは変わっておらず、パーカーなどの重い服をぎっしり詰めても、軽く引き出せていることに感動しました。

片付けが苦手な人に

フィッツケースアドバンスは、片付けが苦手な人にもおすすめです。

整理収納アドバイザーの視点からお話しすると、片付けが苦手な人は、戻すのが苦手な人が多いです。

引き出しの開閉時に、引き出す動作がしにくくなる場合、それが元に戻すハードルを高くしてしまい、クローゼットや部屋が散らかることもあります。
一見、片付けとは無縁に見えるかもしれませんが、引き心地が軽くなるだけでも日々のプチストレスが減って、片付けの手間を減らすことができます。

ウォークインクローゼットなどの広い場所で使いたい方に

フィッツケースアドバンスに限っては、専用の連結棚パーツ(別売り)を付けて、棚を作ることも可能です。

ウォークインクローゼットなどの、少し広めの空間だと、引き出しだけでなく棚もあると便利。
引き出しと棚の両方欲しい方はフィッツケースアドバンスがおすすめです。

プロ目線でのおすすめの使い分け方

シリーズで揃えると見た目もスッキリ

収納グッズは「同じシリーズで統一する」と、生活感をおさえたおしゃれな空間になります。
フィッツシリーズはどちらも、クリアカラー×ホワイトで、インテリアに馴染みやすいカラーも魅力です。

ちなみに、前面板を比較すると、フィッツケースは透明・フィッツユニットケースは半透明です。

物をしまい込むと何を入れていたか忘れがちな人は、中身が見えるフィッツケースを。
生活感を隠しつつ、圧迫感を減らしたい人はフィッツケースアドバンスを、という感じで選ぶのもおすすめです。

まとめ|違いを知って、後悔しない収納選びを

フィッツケースとフィッツケースアドバンスは、似ているようで構造も使い方も異なる収納ケースです。
本日紹介した違いをまとめると、このようになります。

特長フィッツケースフィッツケースアドバンス
フレーム樹脂製・十分な強度金属補強入りでより頑丈
(天板耐荷重5kg)
引き出しの開閉感スムーズ従来の1/7の力で開閉可能
前面板カラー透明半透明
キャスター対応〇(別売り)〇(別売り)
専用連結棚対応×〇(別売り)
価格帯3,980円~(2025.7月時点)4,480円~(2025.7月時点)

使う場所や収納する物の重さ、出し入れ頻度によって最適なタイプを選ぶことで、収納の使い勝手が格段にアップします。

「なんとなく」で選ばず、自分の暮らしに合った収納ケースを選びましょう。

今回紹介した製品

フィッツケース

フィッツケースアドバンス

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