片付け=我慢だと思っていた頃の私

片付けが苦手だった時の私は、
片付けとは「やらなきゃいけないこと」で、
正直、あまり好きな行為ではありませんでした。

捨てるのはつらいし、
判断するのは疲れる。そのうえ、どうせリバウンドする。
「片付け=自分を追い込む作業」
そんなイメージを持っていました。

このコラムを書いた人
成島理紗
  • 一人暮らし女子のお片付け専門家
  • 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
  • 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
  • KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
  • 天馬株式会社オフィシャルアンバサダー
  • 一人暮らし女性宅の訪問件数は500件超
  • 趣味は収納グッズの情報収集と旅行

「ちゃんとしなきゃ」が苦しかった理由

片付けようと思うたびに、
頭の中に浮かんでいたのはこんな言葉です。

・ちゃんとしなきゃ
・片付けはできて当たり前
・みんなはもっときれいにしている

この「ちゃんと」が、
知らず知らずのうちに自分を苦しめていました。

片付けの現場で何度も見てきた共通点

整理収納の仕事をする中で、
たくさんのお部屋を見てきました。

そこで気づいたのは、
物が多い=だらしない、ではないということ。

物が多い人ほど、頑張りすぎている

・忙しい中で生活を回している
・人の期待に応え続けている
・自分のことは後回し

そんな方ほど、
部屋が「余裕のなさ」を映していることが多いのです。

ある日、片付けの意味が変わった瞬間

片付けの現場で、前職時代の資料や参考書をずっと手放せずに持ち続けていた方がいました。

「また使うかもしれない」「自分の頑張った過去がここに詰まっている」
そう思う気持ちがある一方で、それが目に入るたびに、当時の辛かった人間関係まで一緒に思い出してしまう。

そこで、その方と一緒に、それを持ち続けることで何を守ろうとしていたんだろう?と立ち止まって考えてみました。

すると、もしまた必要になったとしても、今は本や資料はいくらでも別の形で手に入れられるかもしれない。

そんな言葉がふと出てきたのです。

最終的に、カラーボックス1マス分の資料を手放したあと、その方がぽつりと、何だか気持ちまで楽になりました。と話してくださいました。

物が減った以上に、過去に縛られていた気持ちが解けた瞬間だったように思います。

私自身も、片付けの考え方が変わったのは、
「これは本当に今の私に必要?」
「これを持つことで、どうなりたかった?」
そう自分に問いかけた瞬間でした。

『もったいない』とか『捨てるかどうか』ではなく
自分のほんとうの気持ちを確認する時間。

そのとき初めて、
片付けが「自分の声を聞く行為」になりました。

自分を大切にする片付けは、ここから始まる

・無理に捨てなくていい
・迷ってもいい
・今日は一か所だけでもいい

そうやって自分に許可を出した途端、
不思議と片付けは進み始めるようになります。

片付けは、
自分に厳しくすることではなく、
自分を労わる選択の積み重ねなのだと気づきました。

部屋が整い始めると、心も静かになる

物が減ると、
選択が減ります。
選択が減ると、
思考が静かになります。

「これでいい」と思える回数が増えると、
日常の中に、少しずつ安心感が戻ってきます。

まとめ|片付けは、自分に戻るための時間

片付けが「自分を大切にする行為」になったとき、
部屋はただの空間ではなくなります。

ここは、
頑張りすぎなくていい場所。
自分を否定しなくていい場所。

もし今、片付けがつらく感じているなら、
それはあなたがダメだからではありません。

少しだけ、
自分のことを後回しにしてきただけ。

片付けは、
そんな自分を迎えに行くための時間なのだと思います。

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