一人暮らしを始めると「掃除用品を揃えなきゃ」と思いがちですが、一体何を揃えたらベストなの?というお悩みをよく聞きます。
あれもこれも購入してしまうと、収納場所もお金もかかって大変ですよね。
でも安心してください。最低限の掃除グッズさえあれば、家中をキレイに保つことができるんです。
今回のコラムでは、元水回りメーカーに勤務していた私が、本当に揃えるべきお掃除グッズを紹介します。

- 一人暮らし女子のお片付け専門家
- 整理収納アドバイザー1級・インテリアコーディネーター
- 一人暮らし女性専門お片付けサービス「おへやアレンジメント」代表
- KADOKAWA出版「ひとり暮らしかんぺきBOOK」の監修
- 天馬株式会社オフィシャルアンバサダー
- 一人暮らし女性宅の訪問件数は500件超
- 趣味は収納グッズの情報収集と旅行
一人暮らしにおすすめの掃除グッズ
数多くの掃除方法を学んだ結果、「基本の掃除グッズがあれば家中のお掃除はOK」という結論にたどり着きました。
基本の洗剤3つ
- 中性洗剤
お掃除全般に使える万能選手。新しく買わなくても、食器用洗剤(※ジョイは中性ではないので注意)で代用できます。 - 重曹
換気扇・コンロ周り・皮脂汚れに強い。粉末タイプを水に溶かしてスプレーにしても◎ - クエン酸
お風呂やシンクの水垢汚れ落とし、キッチンのレンジ内の消臭に。スプレーボトルに溶かして使うと便利。
汚れの種類に応じて使い分ければ、この3つで大抵のお掃除は完了します。
拭き掃除アイテム
- お掃除シート
100円ショップやドラッグストアで手軽に買える使い捨てタイプ。
キッチン・リビング・トイレ用などを常備しておくと、気づいたときにサッと拭けて便利。
私は家に「ぞうきん・ふきんを置かない」ようにしています。
理由は、他の洗濯物と一緒に洗いたくなくて、放置してしまうからです。
お掃除シートを雑巾代わりとして使うことで、掃除のハードルが下がるようになりました。
拭きたいと思ったらすぐに取り出せていつもきれいな状態をキープできています。
ブラシ&スポンジ類
- スポンジ … 広い部分のお掃除に
- 歯ブラシ … 細かい溝や隙間掃除に。使い古しの物でOK
- メラミンスポンジ … 黒ずみ・シンクや食器に付いた茶渋汚れに(※素材によっては傷や曇りの原因になるので注意。使う前に確認を)
掃除用品は“必要最低限”で十分
思ったよりも、必要なお掃除グッズが少ないと感じた方もいたのではないでしょうか。
実は、汚れを落とそうと思うと、様々な道具や洗剤を用意しなきゃと思われがちですが、ほとんどの汚れは「中性洗剤」でお掃除をするんです。
私が以前勤めていた水回りメーカーでも「お掃除本」を出していましたが、その本でも、キッチン・洗面・浴室・トイレなどお掃除に困るほとんどの箇所は、まず中性洗剤を使うことが書かれていました。
なので、お掃除が苦手な人は、中性洗剤で擦ればOK,と覚えておきましょう。
筆者宅で実際に使っている掃除グッズと収納方法を紹介
ちなみに、筆者の家で常備しているお掃除グッズはこちらです。
- キッチン:中性洗剤、掃除シート、重曹、クエン酸、エッセンシャルオイル(オレンジ)
- 浴室・洗面所:中性洗剤、ハイター(カビ取り用として)
- トイレ:掃除シート、流せるトイレシート
- リビング:掃除シート
お掃除用具を少なくする工夫で、無駄買いを防ぐ
家の収納が小さいので、お掃除道具で収納が埋まらないよう、最低限のお掃除グッズを持つようにしています。
例えば、自宅では、カビキラーとキッチンハイターは持っていません。その代わり、ハイター1本で浴室・キッチンの排水溝掃除・お洗濯の漂白を代用しています。
また、洗濯槽クリーナーや浴室用の燻煙材など、1年に数回しか使わないアイテムは、その都度買うようにしてストックを持たないようにしています。
理由は、また来年使おうと思っても存在を忘れて、また買ってしまう。という失敗を繰り返してきたからです。
その都度買う、と決めたことで、探すストレスや収納が奪われるストレスも無く、1回の掃除で使い切ろう!となるので、お掃除にも本腰が入ります。
まとめ
一人暮らしの掃除は「万能洗剤+汚れ別の洗剤+基本のブラシ類」だけで十分。
グッズを増やしすぎず、必要なときにサッと使える環境を整えることが、キレイを保つコツです。
おへやアレンジメントは一人暮らしの女性専門のお片付け・インテリアコーディネートサービスです。
整理収納アドバイザー1級とインテリアコーディネーターの資格を持つプロがご自宅のお片付けを行います。
