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お片付けをしていると
- 小さいころから片付けが苦手だった
- 親も片付けが苦手でどうやって片付けるのか分からない
というお声を伺います。
私も、大人になるまでお片付けの方法は知らなかったですし、そもそも小さいころから片付けが苦手で親に怒られる毎日だったので、元々お片付けができなくて・・・というお話を伺うと痛いほど気持ちが分かります。
今回のコラムでは、お片付けが苦手な方のために「お部屋の散らかり方タイプ診断」と、それぞれのタイプに合ったお片付け方法をお伝えします。
自分の散らかり方はどのタイプ?
まず、大切なのが自分のお部屋がどのように散らかっているのかを把握をする事です。
お部屋が散らかってくると、とにかく片付けたい!と思いますが、お部屋の散らかり方に合った片付け方法で対処をしないと、またリバウンドしてお部屋が元通りになってしまうのです。
お部屋の散らかり方タイプ診断
お客様のお家を拝見すると、大まかに分けて3つの散らかり方があります。
あなたのお部屋が3つのうち、どの散らかりタイプかを判別するチェック項目をご用意したので、次のA・B・Cの項目で、一番多く当てはまる項目がどれかを思い浮かべながら読んでみて下さいね。
チェック項目【A】
- 引き出しや扉を開けたり閉めたりするときに中に入れた物が引っかかる
- 何か1つのモノを取ろうとしただけなのに、周りにあるモノも芋づる式に一緒に出てきたり落ちてくる
- クローゼットのバー部分に対してお洋服が10割掛かっていて隙間が無い
- 中に何が入っているか分からない箱(もしくは袋)がある
チェック項目【B】
- 肝心な時に限って必要なモノが見つからない
- 探し物が多く朝の準備に時間が掛かる
- 同じものを買ってしまう
- どこに何を置いたら良いか分からない
チェック項目【C】
- つい最近片付けたはずなのに、テーブルの上にモノが乗っている
- 仕事が忙しくて、帰宅するとすぐにダラダラしてしまう
- 本や趣味のグッズが増えがち
- DMやクーポンが多い
散らかりの癖に合わせてどのように片付けをしたら良い?
さて、上記のチェックをしてみて、どの項目が一番多く当てはまりましたか?
Bだけチェックが多い方もいれば、AとCが同じ数のチェックが入ったという方もいると思います。
上記のチェック項目は、私がお客様のお家でお見掛けする「お片付けあるある」です。
前提として覚えておいていただきたのは、チェックが入ることがNGなのではなくて、自分のお部屋やお片付けの仕方に「そういった場合がある」ということです。
チェックが入った分、お部屋の改善の余地があります。
それでは、早速、当てはまったタイプの傾向とそれに合ったお片付けの方法をお伝えしていきます。
Aが多かった人:過密収納タイプ
こちらの項目が多く当てはまった方は、収納に対してモノの量がオーバーしている傾向があります。
このタイプに当てはまる人は、持ち物と収納量が合っていないので、モノを取り出すときにプチストレスと感じている場合が多いです。
このタイプの方におすすめのお片付け方法は、空間全体に隙間を作ることです。
つまり、まずはモノを減らすお片付けが必要になります。
家と人の身体は似ています。
深呼吸をするとき、息を吐き出さないと新しい空気が吸い込めないのと同じで、
家の中も使わない物を排出しないと良い運気が運ばれてこないのです。
まずは、「使えるから要る」と判断するのでは無くて、この1年で使ったかどうかでモノを減らすようにしてみてください。
Bが多かった人:神隠し収納タイプ
こちらのタイプに当てはまる方は、無くし物や探し物が多い傾向があります。
大体この辺りに置いた、など大まかなことは覚えているものの、肝心な時に限って見つからなかったり、もう無いと思って購入したら同じものを持っていた・・・というパターンもお見掛けします。
このタイプの場合は「モノの住所を決めるお片付け」をする必要があります。
モノの住所決め、ですが、これが苦手な場合はスーパーを思い出してみてください。
スーパーに行くと、お野菜の売り場やお肉売り場、お菓子の売り場や総菜コーナーなど商品の「住所」が決まっています。
だから、初めて行くスーパーだったとしても大体この辺りに調味料が売っている、など売り場の検討がつきます。
家の中も同じで、手に取ったモノが「文具コーナー」に置いてあるモノなのか「薬コーナー」なのか「工具系」なのか「美容グッズ」なのか、それぞれの売り場を思い出しながら仲間分けをしてみるのがおすすめです。
そして、住所を決めたら必ず同じ場所に戻すことを忘れずに。いつもそこにある状態を作ると探し物が一気に減らせます。
Cが多かった人:リバウンド収納タイプ
このタイプは、片付けをしたはずなのに、気が付くとテーブルの上にモノが現れて、気が付いたときにはリバウンドしているタイプです。
実は私自身もこのCタイプの傾向があります。
仕事で忙しかったり、家事をするのが面倒な日になるとお部屋がこんな状態になります。
一度お片付けをしたのに、あっという間に床の上やテーブル、ソファやベッドの上にモノが積み重なってしまう人は「使ったものを戻す時間」が必要になります。
一日10分だけでも、「出しっぱなしになってしまったものを元に戻す」時間を持つことで比較的片付いた状態をキープすることができます。
また、このパターンに当てはまる方は、家の中に入ってくる紙の量が多い可能性があります。
DMを解約したり、使いたいクーポン以外はササっと捨てる、趣味の紙類はスキャンするものと保存版でしっかり分ける、など家に入ってくるモノを捌く片付けも必要です。
まとめ
自分の部屋がどのような散らかり方をしているか知る事が上手なお片付けの第一歩です。
お医者さんが患者の症状を聞いて適切な治療をするのと同じで、お片付けも自分の部屋の状況を把握して、適切なお片付けをすることでリバウンドしにくいお部屋になります。
今回、ご紹介したチェック項目を活用してお部屋を診断し、自分に合ったお片付け方法を試してみてくださいね。